2007年12月10日(月)
全米不動産協会、中古住宅販売見通しほぼ据え置き
[金融・経済]
全米不動産協会(NAR)は10日に発表した月次住宅市場見通しで、2008年の住宅販売について中古は上向く一方で、新築の改善は2009年になるとの見方を示した。協会チーフエコノミストは金融焦げ付きが最悪期を脱し、融資環境は改善とコメント。来年の緩やかな販売増加を見込むという。
NARは中古住宅の販売見通しをほぼ据え置いて、2007年が約567万戸、2008年には約570万戸に増えるとみている。ただし、いずれも2006年の648万戸は下回る。価格は2007年度分を前年比1.9%下落の21万7600ドルと前回報告時の21万8200ドルから引き下げた。2008年については21万8300万ドルの予測を維持。
一方、新築物件については2007年の販売推定を79万6000戸から78万8000戸に引き下げた。2008年分は69万3000戸で据え置き。住宅着工件数の予想は2007年を前回報告時の135万1000戸から136万戸、来年を113万9000戸から116万戸にそれぞれ引き上げた。販売価格は2007年に23万9100ドル、2008年には23万6600ドルと予想。それぞれ前回報告での24万2500ドル、24万3600ドルより低い。
Posted by 直