2007年12月18日(火)
11月住宅着工件数は前月比3.65%減、市場予想は上回る
[経済指標]
11月の新規住宅着工件数は年率換算で前月比3.65%減の118万7000戸となった。10月に4ヶ月ぶりに増加したのが再び減少に転じたが、9月の水準よりはまだ高い。市場予想も上回った。市場別では北東部が16.34%と最もきつい落ち込みとなり、次いで西部の6.91%ダウン。中西部の着工件数は1.46%減った。南部だけが0.33%と僅かにも増加。住宅タイプ別では一戸建てが5.37%減ったが、5世帯以上の集合住宅は4.40%アップ。なお、10月の着工件数は速報段階での122万9000戸から123万2000戸に小幅改定された。
先行指標となる建築許可件数は115万2000戸で、1993年6月以来の低水準だった。前月から1.54%減少し、これで6ヶ月連続のマイナスである。ただし、許可件数は市場予想に比べるとやや高め。西部で15.08%、北東部では10.49%とそれぞれ2ケタの減少となった一方、南部が7.66%、中西部1.07%それぞれ増えた。タイプ別では一戸建てが5.56%減り、集合住宅は4.38%増加した。
Posted by 直