全米不動産協会が一戸建てとコンドミニアムあわせて算出した中古住宅販売は11月に年率換算で前月比0.40%増の500万戸となった。2月以来で前月を上回り、また10月の調査で1999年に一戸建てとコンドミニアムをまとめて調査するようになってから初めて500万戸を割り込んだのから回復である。市場予想とも一致。もっとも、前月比プラスとなったのは西部の10.34%増加だけだった。中西部が横ばい。北東部と南部は揃って減少した。前年比較では全ての市場が前年割れとなり、全体でちょうど20%ダウン。なお、10月の販売件数は速報段階での497万戸から498万戸に修正となった。

住宅ストックは427万3000戸で、前月から3.61%減少した。ストック/販売比率は販売の10.3ヶ月分と前月の10.7ヶ月（修正値）を下回った。販売価格は中間値で前年比3.27%下落して21万200ドル。西部で6.75%落ち込んだ。北東部でも全体とほぼ同水準の低下率だったが、中西部と南部は全体以下だった。