2008年02月05日(火)
1月ISM非製造業指数は41.9と01年10月以来の水準に急低下
[経済指標]
1月の非製造業(サービス)指数は41.9となった。好不調の分岐点である50を割り込んだのは2003年3月以来であり、しかも2001年10月に記録した調査史上最低に次いで2番目に低い水準だ。新規受注が前月から10ポイント近く下がって43.5と、2001年10月以来の低水準だった。受注残は46.0。前月の49.0よりさらに低下した。在庫も50を割り込んだ。雇用は43.9。これは2001年10月及び2002年2月以来に記録した過去最低である。ISMは1月の調査が長期にわたっての非製造業拡大の停止を示すとコメントした。
価格指数は前月より1ポイント近く下がり、70.7となった。3ヵ月ぶりの低水準だが、一ヶ月前とのコスト比較について増加と回答した向きが前回調査での37%から41%に増えた。減少回答の比率もアップだが、ISMは調査に参加した小売業者などから石油高による輸送コストや商品の価格への影響を指摘する報告があったことを挙げて物価上昇圧力は根強いと評価している。
なお、ISMは今月発表分からNMIという指数を設けており、1月のNMIは44.6になったとしている。
Posted by 直