2006年12月13日(水)
金利は依然として低水準、ルクセンブルグ中銀総裁
[要人発言]
ECB理事を務めるメルシュ・ルクセンブルグ中銀総裁は13日、欧州圏の金利は依然として低水準にあり、経済を下支えしているとの見方を示した。中長期的なインフレリスクはは明らかに上方にあるとし、リスク要因の一つとして原油価格の予想を上回るペースでの上昇を挙げている。
我々は常に物価の安定を最優先に、必要と思われる事を行っているとした上で、経済は潜在的成長率を上回るペースで伸びており、景気伸び悩みのリスクは低下しているとした。
最近フランスの政治家からECBの引き締め姿勢に対する批判が相次いでいることに対しては、来週の選挙と関係があるかもしれないと答え、市場はこの話題に対して何一つ動かないという、正しい反応を示していると、ECBの正当性を主張した。
Posted by 松