2008年05月27日(火)
5月消費者信頼感指数は57.2、92年10月以来の水準に低下
[経済指標]
米有力シンクタンクのカンファレンス・ボードによると、5月の消費者信頼感指数は57.2となった。1992年10月以来の低水準で、市場予想も下回った。4月の62.8(速報値62.3から改定)より低く、これで5ヶ月連続して前月比ダウンだ。現状指数は前月の81.9(同)から74.4、向こう半年後を占う期待指数が50.0から45.7にそれぞれ下がった。
カンファレンス・ボードの調査担当者は、信頼感指数が約16年ぶりの水準に落ち込んだことについて、ビジネスや雇用の減速に目先の景気不安を理由に挙げた。また、ガソリン高を反映して消費者のインフレ見通しが過去最高を更新したともいい、当面、上昇基調が続くとも見通す。
この調査は全米5,000世帯に対する聞き取り調査の形で行われる。本日発表した結果は20日までに集計したデータに基づいたものである。
Posted by 直