2008年12月03日(水)
米年末商戦、オンラインでは前年下回る伸びでスタート
[金融・経済]
インターネット利用動向調査を手掛けるコムスコアは3日、オンラインでの年末商戦が前年を下回る伸びでスタートしたことを示すデータを発表した。同社のオンライン上消費支出調査によると、11月27日の感謝祭当日が前年同期比6%増の2億8800万ドル。昨年の感謝祭当日伸び率は29%だった。感謝祭翌日29日には一年前に前年比22%のプラスを記録したのに対し、今年は1%増加にとどまった。また、感謝祭に続く月曜日にして前年比15%アップで、昨年の21%より低い伸びだ。
感謝祭明け月曜日にはオンラインショッピングで活発化する傾向があり、全米小売協会(NRF)が3年前にプロモーションの一環として「サイバー・マンデー」と呼ぶようになった。今年も2けた増は確保し、命名通り好調だったといえるが、前年より伸び悩んだのも明確。しかも、コムスコアによると、11月のオンライン支出は前年比2%減少した。感謝祭以降の増加でも、それまでの不振を補えず、昨年11月には18%増だったのからマイナス転落となった。
Posted by 直