2008年12月10日(水)
仏ONIGC、08/09年度の自国軟質小麦生産推定引き下げ
[穀物・大豆]
仏穀物局(ONIGC)は10日に発表した国内穀物レポートで、2008/09年度の国内軟質小麦生産推定を前年比21.3%増の3732万1000トンとした。これは11月の報告での3739万トンから小幅引き下げた。
輸出については、欧州連合(EU)圏内での見通しを711万トンから688万トンに下方修正した。前年比5.7%減少になる。前月の報告で前年割れの見方に転じ、今回は従来を上回る減少をみている。反面、圏外への出荷については前月時点での900 万トンで据え置き、前年から83.2%増加の見方である。期末在庫は前年度の268万6000トンから362万4000トンに膨らむと見通している。前回報告時でみていた361万8000トンより僅かに高い。
2008/09年度のコーン生産推定は1541万9000トンから1549万 8000トンに一段と引き上げた。前年度の1435万5000トンから8.0%増加の見方。EU内輸出見通しを前年比1.3%増の504万5000トンと見越しており、これは前回報告での 509万トンより下方修正。圏外も5万トン少ない40万トンに改定した。それでも前年度の21万4000トンから大きく増加するのを見込んでいる。期末在庫は前年度の219万トンに対して346万4000トンとの見方。前回報告での304万トンから引き上げた。
Posted by 直