2008年12月22日(月)
2009年に100万人以上の人員削減見通し・チャレンジャー
[金融・経済]
月次の企業レイオフ統計を手がける米人材派遣チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスは22日、労働市場の不振が 2009年に持ち越される見通しを発表した。個人消費や設備投資の低迷を理由に、100万人以上の人員削減が起きるとの見方である。オバマ次期政権が大規模な景気刺激策を計画しているが、同社幹部は政府対策が奏功するにしても時間を要するとコメント。2013年まで健全な雇用情勢に戻ることは無いかもしれないともいう。
同社は、オバマ政権がまずインフラストラクチャー改善に取り組む意向にあることを指摘し、この計画で早い段階より雇用拡大が見込まれるのは建設業としている。また、建設機械や建設資材などのメーカーにも雇用が広がる可能性を指摘。一方、景気刺激策による雇用での効果が小さいのは不動産、弁護士、保険、銀行とみているという。
Posted by 直