2008年12月23日(火)
11月新築住宅販売は前月比2.86%減、予想下回る
[経済指標]
米商務省によると、11月の新築一戸建て住宅販売は年率で前月比2.86%減の40万7000戸となった。1991年1月以来の低水準を更新。市場予想も下回る。なお、10月の販売件数は41万9000戸と、速報での43万3000戸より引き下げ。また、9月分は従来推定の45万7000戸から44万 2000戸、8月分は従来推定45万4000戸から44万8000戸にそれぞれ改定だ。
11月の販売は市場別でみると、増加と減少で二分した。増加は北東部14.29%と西部10.99%。北東部の販売件数4万戸は7月以来の高水準である。一方、減少したのは中西部で16.42%落ち、5 万6000戸と1983年8月以降みることのなかった水準だ。南部の販売は7.08%のマイナスで、こちらは1991年9月以来の低水準になる21万戸。前年比較の販売は全国あわせて35.29%減少。全ての市場が前年割れである。
住宅ストックは前月比6.97%減の37万4000戸だった。19ヶ月連続マイナスとなり、2004年2月以来の低水準。ストック/販売比率は11.5ヶ月分に相当する。11月のストックが販売以上の減少だったのを反映し、10月の 11.8ヶ月(修正値)から低下だ。販売価格は中間値で前年比11.52%下落して22万400ドルとなった。平均値も前年より9.25%下がった。
Posted by 直