2009年07月01日(水)
6月ADP民間雇用数は前月から47.3万人と予想上回る減少
[経済指標]
米雇用サービスADPによると、6月の非農業部門民間雇用数は前月比47万3000人減った。昨年10月以来の小幅マイナスだが、市場予想は上回った。なお、5月の前月比が速報の53万2000人から48万5000人に改定となり、4月の減少数は51万8000人と従来推定の54万5000人を下回る。雇用はこれで17ヶ月連続ダウンである。
セクター別の雇用は、鉱業と建設を含む製造業で2007年1月から30ヶ月連続して減少した。ただし、25万人と昨年11月以来の小幅マイナスである。製造業だけだと2006年3月から40ヶ月続けて前月を下回った。14万8000人減り、これは昨年 10月以来の小さな減少。サービスは22万3000人と15ヶ月続けて前月比マイナスで、しかし、昨年10月以来の小さな落ち込み。
ADP のデータは、労働省が手掛ける雇用統計の集計方法に近いという。労働省が2日に発表予定の6月非農業部門雇用数について現時点の市場予想は34万5000 人の減少。これから過去12ヶ月間の政府雇用平均増加数1万1600人を差し引き、市場はADPが示したよりも小さい前月比マイナスを見越している格好になる。
Posted by 直