2009年07月20日(月)
アルゼンチン小麦とコーン作付落ち込み見通し、大豆過去最高に
[穀物・大豆]
アルゼンチンのロザリオ穀物取引所は17日に発表したレポートで、2009/10年度小麦とコーンの生産が例年を大きく下回る見通しであることを示した。小麦作付は100年以上ぶりの低水準となる275万ヘクタールと推定し、生産を740万トンと予想。これは前年度の 870万トンから落ちて、また過去5年平均1476万トンの半分以下をみている格好になる。国内の需要推定600万トンを差し引き140万トンが輸出用になる見通しという。
コーンの作付は230万ヘクタールを超えることはないだろうという。やはり前年から大幅ダウンとなる見通し。 2008/09年度の不振への失望、また大豆とのコスト比較で作付意欲が後退するためとコメント。生産は1600万トンで、国内向けと輸出向けでほぼ二分する見通しを示唆した。
大豆生産に関すると、2008/09年度に不調に終わった後でに農家は依然として前向きといい、この結果、作付 1850万ヘクタールと見通した。前年度に1660万ヘクタールで記録した過去最高を更新する見方だ。生産5000万トン、輸出1100万トンを見込んでいる。3800万トンは大豆ミールや大豆油に加工して出荷となるという。
Posted by 直