2009年11月02日(月)
10月ISM製造業指数は55.7に上昇、予想上回る
[経済指標]
米供給管理協会(ISM)によると、10月の製造業景況感指数は55.7となった。前月の52.6から上昇し、2006年4月以来の高水準を更新。市場予想も上回った。18 ある業種のうち10月にビジネス拡大を報告したのは石油関連、アパレル、家具など13で、前月と同じ。
ISMは指数改善に寄与したのが雇用と生産だったとしている。雇用が15ヶ月ぶりに増加・減少の分岐点である50を超えた。しかも、53.1と景況感指数のように 2006年4月以来の高水準だ。ISMは解雇者の再雇用や一時雇用新の増加が背景にあると分析する。生産は55.7から63.3に上がり、これは2004 年7月の63.8に次ぐ。新規受注の増加によるとISMはみる。
ただ、10月の新規受注は58.5と4ヶ月連続で増加を意味する50を超えが、前月の60.8より低い。受注残は53.5で、前月比横ばい。輸出は前月より0.5ポイント高い55.5だった。在庫は前月の42.5から46.9 に上昇した。ISMは在庫が安定していることからも、製造業は持続的な回復モードにあるとの見解を示した。
価格指数は65.0だった。前月の63.5から上がり、8月の水準に戻った。
Posted by 直