2009年11月03日(火)
9月製造業受注は前月比0.94%増、予想やや上回る
[経済指標]
米商務省によると、9月の製造業受注は前月比0.94%増加した。前月の減少以上に増え、また市場予想を上回る伸び。この結果、9月の受注は3560億8800万ドルと昨年12月以来の高水準となった。なお、8月の減少幅は速報の0.80%から0.83%に改定。
カテゴリー別には、機械が7.86%と最も高い伸びだった。建設用が5割近い増加となり、油田掘削機や発電機などが2割を超えるプラス。工業用、写真関連などの減少も相殺である。運輸機器は2.04%アップ。軍用航空機が13.98%、自動車及び部品0.59%それぞれ増加した。もっとも、同じ輸送関連でも民間航空機が0.26%減り、船・ボートは1割以上ダウンだ。
一次金属、金属製品は揃って前月比プラスだった。しかし、電気製品が1.72%落ちた。ハイテクセクターでも、非防衛の通信機器や測定器の減少を反映して0.37%ダウン。家具は前月を1.74%下回った。
耐久財が1.37%増加し、速報での伸び率0.98%から上方改定となった。非耐久財は0.57%、2ヶ月連続増。9月の製造業受注は運輸を除くと 0.80%増加し、防衛を除いて0.68%のプラスだ。企業の設備投資の目安となる非防衛資本財受注が前月比2.32%増。航空機を除いて1.83%アップとなった。
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