2009年11月05日(木)
ブラジルIBGE、2010年大豆生産は前年比11.8%増、小麦引き下げ
[穀物・大豆]
ブラジル統計局(IBGE)は5日に発表した国内の主要農作物月次推定で、2010年の大豆生産が前年比11.75%増の6372万700トンとする初回見通しを発表した。2009年度の推定を5686万100トンから5701万9700トンに引き上げ。それでも前年比が4.84%減少の見方であり、 2010年に生産改善を見込んでいる格好になる。
2010年の大豆作付が2270万8500ヘクタールと予想しており、これは一年前を4.50%上回る見方だ。イールドが前年の2624キログラムから2806キログラムに上がるとみる。
2010 年コーンメインクロップの生産初回見通しは前年比2.23%減の3309万3000トンとした。2009年の生産を15.30%減少して3384万 7300トン(修正値)と推定していることから、2010年には落ち込みペースが鈍る見方となる。2010年メインの作付を前年より4.41%少ない 862万7100ヘクタール、イールドが3750キログラムから3836キログラムに上がると見通す。
2009年のメインクロップ生産推定は0.23%引き上げた。しかし、サブクロップを0.36%下方修正し、1729万2600トンに改定している。
IBGEは 2010年小麦生産見通しを4.81%引き下げ、499万9000トンに改定した。500万トンを割り込む見方となり、前年からは15.07%減少をみる。作付を1.32%下方修正、イールドは2139キログラムから2064キログラムに引き下げた。
Posted by 直