2009年11月19日(木)
11月フィラデルフィア連銀指数16.7、予想上回る
[経済指標]
フィラデルフィア連邦準備銀行が発表した11月の企業景況感指数は16.7となった。前月の11.5から上昇し、2007年6月以来の高水準。市場予想も上回った。
新規受注は前月の6.2から14.8に上がり、やはり2007年6月以来の水準にアップである。出荷は前月から10ポイント以上上昇し、15.7と2007 年7月以降みることのなかった高水準だ。雇用はマイナス0.5だった。昨年6月から増加・減少の分岐点になるゼロを下回ったままであるが、11月はこの間で最も高い。労働時間は2007年12月以来でゼロを超えて2.0に改善した。在庫は前月のマイナス31.8からマイナス17.3に上昇。反面、受注残が前月のマイナス1.3を下回るマイナス5.4だった。
生産コストを示す支払い指数が14.9となり、前月の21.3から下がって9月の水準に戻った。販売価格を示す受取り指数は前月のマイナス4.3に対して11月はマイナス1.5。これは8月と同じ
向こう6ヶ月の見通しを表す指数が3ポイント下がり、36.8となった。4月以来の低水準を更新。新規受注が35.7でやはり7ヶ月ぶりの低水準、出荷は3 月以来の低水準29.2だった。受注残は約10ポイント下がって2.1。4月からプラス圏で推移はしているが、11月はこの間で最低だ。一方、雇用が前月の7.4から8.3に小幅改善した。設備投資は13.8と昨年9月以来の高水準を更新した。在庫は5.9。前月より1.8ポイント高く、2004年2月以来の高水準になる。
支払い見通し指数が10月の32.8から30.8に下がり、受取り見通し指数は11.0から1.2にダウン。
Posted by 直