2007年03月23日(金)
イールドカーブはフラット化、フィラデルフィア連銀総裁
[経済指標]
フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁は23日、フロリダで開かれたニュージャージー州の銀行家会議で長短金利差(イールドカーブ)について講演を行い、インフレ見通しの後退や市場のボラティリティーが低下していることによるリスクプレミアムの縮小など、長期債のイールドを押し上げていた要素がなくなってきていることを指摘。常に逆イールドになるわけではないが、イールドカーブはフラット化する傾向にあるとの見通しを示した。
また講演後には記者団の質問に答え、最近のインフレに関するデータは、昨年後半のものと比べるとそれほど良い内容ではないとの見方を示した。FEDはインフレに対する警戒感を解くべきではないという。
プロッサー総裁は今年度のFOMC投票メンバーではない
Posted by 松