2009年10月22日(木)
価格上昇続けば12月総会で増産決定も、OPEC事務総長
[エネルギー]
OPECのエル・バドリ事務総長は22日、在庫の取り崩しが進み石油価格の上昇と景気回復が続くようなら、加盟国は12 月のアンゴラ総会で増産を決定するとの見通しを示した。もっとも、増産決定の前には、洋上在庫と呼ばれる大型タンカーを使用した海上における原油の一時的な貯蔵がなくなる必要があるとも改めて強調した。
ベネズエラとアンゴラが生産割当枠の引き上げを求めている件については、12月か来年3 月の総会で議題に上るだろうとした上で、これらの問題は世界経済が回復し需要が伸びてくるのかにかかっているとした。また、ナイジェリアも同様に割当枠の引き上げを模索しているとし、こうした加盟国に不満があるとは言いたくないが、彼らはもっと多くの石油を生産できるだろうと述べた。
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2009年10月21日(水)
ナイジェリアの産油量は日量160万-170万バレル、石油相
[エネルギー]
ナイジェリアのルクマン石油相は21日、ロンドンで開かれている石油金融会議の席で記者団の質問に答え、現在の石油生産量が日量160万から170万バレルの間にある事を明らかにした。同国の生産量は国内の治安悪化や武装勢力の石油施設攻撃によって過去数ヶ月間で日量 100万バレル減少したが、現時点ではまだ劇的な回復は見られていないという。
現在の石油価格は持続可能かとの問いかけには、1バレル 80ドルは、ファンダメンタルズから見て少々高過ぎるとの見方を示した。価格上昇の背景については、需要面でファンダメンタルズに変化が起きる前触れなのか、新たな投機資金が流入していることによるものなのか、不透明な部分が多いとしながらも、10%程度は投機的な動きに夜ものとも述べた。
Posted by 直
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