2009年10月19日(月)
米経済とドルへの信頼維持に財政政策出口戦略カギ・FRB議長
[要人発言]
米連邦準備理事会(FRB)バーナンキ議長は19日、米経済と米ドルへの信頼を維持するのに財政政策の出口戦略がカギと発言した。同日のアジア経済会議における講演後での発言で、政府も財政対策の重要性を理解しているとコメント。
講演では世界経済についてアジア中心の回復になるとの見方を示し、一方で不均衡が進むことに懸念も示唆した。不均衡是正にはアジアの消費拡大と米消費者が貯蓄を増安必要があると述べた。
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10月住宅市場指数(HMI)は前月から1ポイント低下
[経済指標]
全米住宅建設業協会(NAHB)が発表した10月の住宅市場指数(HMI)は18となった。前月から1ポイント低下し、4ヶ月ぶりのマイナス転落である。しかし、一年前の14と比べると高い。
一戸建て住宅販売の現状を示す指数が17となった。前月比1ポイントダウンで、反面、前月比較だと3ポイント上昇。見通し指数は前月から2 ポイント下がって27となった。前年同月の19は上回る。見込み客の活況度を表す指数が14。前月から3ポイントのマイナスだが、一年前の11からはアップ。
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イラン、ロシアと石油取引のドル建て移行を提案、ベネズエラ大統領
[エネルギー]
ロシアのタス通信が伝えたところによると、ベネズエラのチャベス大統領は17日、ボリビアを訪問した際、ベネズエラとイランはロシアと共に、石油取引をドル建てから頬課の方法に変更することをOPEC内で提案していることを明らかにした。この件については先に英インディペンデント紙が中東諸国が関係各国とバスケット通貨建てへの移行を水面下で協議しているとの観測記事を報じ、ドル売りを誘発したが、当事国は揃ってそうした事実を否定していた。
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2009/10年度世界砂糖生産、需要を700万トン下回る見通し
[砂糖]
国際商社ザルニコフは19日、2009/10年度の世界砂糖生産が需要を約700万トン下回ることを見通す市場報告を発表した。すでに落ち込んでいる在庫の一段の取り崩しになり、世界価格の上昇につながるとの見方。具体的には、インドが500万トンの輸出国から400万トンの輸入国へシフトしたことで需給バランスが大きくゆがんだことを指摘する。
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グアテマラコーヒー協会、09/10年度生産は初期見通しの2.7%増維持
[コーヒー]
グアテマラコーヒー協会(Anacafe)によると、2009/10年度(10-9月)の国内コーヒー生産は前年比 2.7%増の378万袋の見通しとなっている。農家からの最新レポートに基づいて初期予測を維持した。ただ、収穫が11月半ばに本格化してから修正する可能性があるという。
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2009年10月16日(金)
ナイジェリアMEND、石油施設に対する攻撃再開を宣言
[エネルギー]
ナイジェリアの有力武装勢力ニジェールデルタ解放運動(MEND)の広報担当者は16日、石油業界や軍に対する戦闘を再開しつつあることを宣言した。3ヶ月間続いた休戦期間が終了したことを受けてのもので、ヤルアデュア大統領が提唱した恩赦プログラムは失敗に終わったとし、再び対立姿勢を強めるという。ただ、具体的な内容を明らかにすることはなかった。
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2010年米コーン増反見通し、大豆と小麦は減少・インフォーマ
[穀物・大豆]
米有力アナリストのインフォーマ・エコノミクスが2010年コーン作付について8939万4000エーカーと見通していることが報じられた。前年から 3.5%増加の見方になる。一方、大豆は前年比1.0%減の7676万7000エーカー、小麦が2.4%落ちて5739万6000エーカーとみているともいう。
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ロイター/ミシガン大消費者指数、10月速報値は69.4に低下
[経済指標]
10月のロイター/ミシガン大消費者指数速報値は69.4となった。前月の73.5から低下し、市場予想も下回った。現状指数は72.1、6ヵ月後を占う期待指数67.6。いずれも前月の73.4、73.5よりダウンである。
インフレ予測は1年後の上昇率で2.2%から2.8%に上がった。5年後は2.9%で、これも前月2.8%より高い。
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9月鉱工業生産指数は前月比0.66%上昇、予想上回る
[経済指標]
米連邦準備理事会(FRB)が発表した9月の鉱工業生産指数は前月比0.66%上昇した。3ヶ月連続アップ。8月の伸び率が速報の0.78%から1.25%に改定で、9月は著しく伸び悩んだ格好になるが、それでも市場予想は上回った。
9 月の製造業生産指数が0.95%上がった。全体指数同様に3ヶ月連続上昇となり、ただ8月より低い伸びである。耐久財が1.15%のプラス。自動車及び部品で約8%上がり、このほか一次金属、航空宇宙の上昇も目立った。ハイテク関連、金属製品、家電、木製品はより限定的なプラスで、家具と機械、非金属鉱物が下がった。非耐久財は0.77%上昇。紙と印刷関連を除いて軒並み前月からアップ。中でも石油製品が前月より3%以上高い。
鉱業は0.75%、3ヶ月連続で上がった。公益は天然ガス、電力ともに前月からダウンで0.67%低下に転じた。
設備稼働率は70.45%だった。2月以来で70%を超え、市場予想と比べても高い。
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