2009年10月08日(木)
9月の米小売チェーン販売、市場は回復サインと受け止め
[金融・経済]
米小売大手各社が8日に発表した9月の販売結果について、市場では個人消費の回復サインと受け止める空気が強まった。前年割れを報告した業者でも市場予想は上回った、あるいは一年前から増加を確保した業者もある。レーバーデー絡みや新学期商戦の効果に加え、北東部などで気温が大きく下がって衣料品などの需要が上向いたことが寄与。また、国際ショッピングセンター協会(ICSC)のチーフエコノミストなどは、利ざやや利益の改善がみられることを指摘した。
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石油取引は今後もドル建てで行われる、クウェート金融相
[エネルギー]
クウェートのアル・シャマリ金融相は8日、石油取引は今後もドル建てで行われるし、それについて何の問題もないとの考えを示した。週初に英紙が報じた、湾岸諸国がドル建てから通貨バスケット建てへの以降をロシアや中国、日本などの水面下で協議中との観測を改めて否定した。
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失業保険申請件数は前週から3.3万件減少、予想下回る
[経済指標]
米労働省が発表した10月3日までの週の失業保険新規申請件数は52万1000件となった。前週から3万3000件減少し、1月3日までに週以来の水準にダウン。市場予想も下回った。なお、前週分は速報の55万1000件から55万4000件に改定だ。
雇用情勢をより良く映すといわれる4週平均は3日時点で53万9750件だった。これは1月17日時点での52万6500人に次ぐ低水準。前週の54万8750件(修正値)から5週続けての減少である。
失業保険の継続受給件数は9月26日時点で604万件となった。前週の611万2000件(修正値)から7万2000件のマイナスで、3月28日時点以来の低水準。継続需給のデータは新規申請件数より一週間遅れとなる。
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2009年英小麦生産推定、前年比18%減少・Defra
[穀物・大豆]
英環境食糧省(Defra)は8日、2009年の国内小麦生産について前年比18%減の1420万トンと推定していることを明かした。イールド低下、14%の減反を理由にしている。穀物全体で生産推定は2180万トン。これは一年前から10%ダウンという。
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ECB、政策金利を年1.00%に据え置き、5ヶ月連続
[金融・経済]
欧州中銀(ECB)は8日に開いた理事会で、政策金利を年1.00%で据え置くことを決定した。据え置きは5ヶ月連続となる。
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2009年10月07日(水)
12月のOPEC総会で合意は形成されていない、アルジェリア石油相
[エネルギー]
アルジェリアのヘリル石油相は7日、ブエノスアイレスで開かれている世界ガス会議で記者団の質問に答え、OPECは12月にアンゴラで開かれる臨時総会で生産量を引き上げる可能性は極めて低いものの、加盟国間の合意はまだ形成されていないとの見方を示した。
また、米ドルは商品市場に取って唯一の通貨であり、今後も長期にわたって世界の準備通貨であり続けるとの見通しを示した。かつてドルが英ポンドに取って代わった時がそうだったように、ドルから他の通貨に移行するのにも非常に長い期間を要するとした。
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CONAB、09/10年度ブラジル大豆生産を前年比9.1-10.8%増と推定
[穀物・大豆]
ブラジル農務省商品供給公社(CONAB)は7日、2009/10年度の大豆とコーン生産の初回見通しを発表した。大豆は6226万3500-6327万 4900トンで、前年から9.07-10.84%増加の見方である。作付が一年前を2.55-4.23%上回る2228万3100-2264万8100ヘクタールとした。イールドは前年度の2627キログラムに対し2794キログラムとを見越す。
コーンの予想レンジは5090万 2500-5215万9500トンとした。2008/09年度が5097万500トンで、僅かに減少もあり得るとの見方になる。メインクロップが前年比 2..5%減の3278万7300トンから1.19%増の3404万4300トンのレンジでみている。サブクロップは前年から4.56%伸びて1811万 5200トンの見通し。作付予測はメインとサブあわせて前年度の1414万2500ヘクタールに対して1330万200-1361万3200ヘクタール、イールドが3604キログラムを上回る3818キログラムである。
CONAB は2009/10年度小麦生産見通しを585万5300トンから525万1800トンに改定した。前年比較で12.70%と2けた減の見方。作付は前回報告での241万4100ヘクタールから244万6800ヘクタールに引き上げ、しかし、イールドを2425キログラムから2146キログラムに削減した。
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国際コーヒー価格、需給逼迫で高止まりの可能性・ICO幹部
[コーヒー]
国際コーヒー協会(ICO)のマネジングディレクター、オゾリオ氏は7日に記者団に対し、国際コーヒー価格が需給逼迫から高止まりする可能性があるとの見方を示した。2008/09年度の世界生産が約1億2800万と推定され、一方、消費は1億3000万とみられることを指摘。
消費に世界的な景気後退の影響はみられないといい、また生産サイドの在庫が1500万袋にも満たない低水準に落ち込んでいることにも触れた。同時は2009/10年度の生産について前年から増加する可能性を示唆しながら、具体的な見通しは12月に発表とした。
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原油価格上昇は景気回復期待が下支え、アルジェリア石油相
[エネルギー]
アルジェリアのヘリル石油相は6日、アルゼンチンで開かれた世界ガス会議の席でダウジョーンズの取材に応え、今の原油価格上昇は金融市場で将来景気回復が順調に進むとの見方が優勢になっている事に支えられてのものとの認識を示した。目先価格が急落する恐れはそれほど高くなく、向こう数ヶ月、あるいは2010年の早い時期に景気回復が軌道に乗ってくれば、燃料在庫は我々の考えているよりも遙かに速いペースで取り崩しが進む可能性があるとした。
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インド南部と西部で30万相当の夏作物に洪水被害・政府高官
[穀物・大豆]
インドの農業委員会高官は7日、南部と西部のコーンや油種など夏に作付けした作物に最近の洪水による影響が発生と明かした。同氏によると、被害はアンドラプラデシュとマハラシュトラ州であわせて30万ヘクタール相当。ただ、砂糖きびへの影響は内だろうという。一方、土壌水分が高まり小麦など冬の作付にプラスとも述べた。
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