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2009年10月09日(金)

2009年インドコーヒー輸出推定、前年下回る17.9万-18万トン
 [コーヒー]

インドコーヒー輸出業者協会幹部は9日、2009年のコーヒー輸出が17万9000-18万トンになるとの見方を示した。前年の21万2150トンから減少の見方で、また同国コーヒー局が見越す18万5000トンも下回る。景気後退の中で価格上昇もあり、顧客が買い渋っているという。

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需給報告:小麦、コーン、大豆ともに在庫は前月から引き上げ
 [穀物・大豆]

米農務省が発表した10月の需給報告によると、小麦の09/10年度国内需給は生産が22億2,000万ブッシェルと前月から3,600万ブッシェル、イールドが1エーカー44.4ブッシェルと1.1ブッシェルの上方修正となった。これは先月末に発表されたスモール・グレインサマリーでの推定に基づいた修正。需要面ではやはり先月末の四半期在庫で在庫取り崩しが予想を下回ったことを受け、飼料および残余が4,500万ブッシェル引き下げられた。低迷が続く輸出も5,000万ブッシェル引き下げたため、期末在庫は8億6,400万ブッシェルと1億2,100万ブッシェルの大幅引き上げ、2000/01年度以来の高水準となった。在庫率は40.7%と、過去20年で最高の水準まで上昇した。

コーンの09/10年度国内需給は、生産が130億 1,800万ブッシェルと前月から6,400万ブッシェルの上方修正。イールドが1エーカー164.2ブッシェルと過去最高を更新するのが背景にあるが、一方で作付面積は60万エーカー引き下げられた。需要面では飼料および残余が生産の上方修正を理由に5,000万ブッシェル引き上げ。一方輸出はカナダの生産増によって競争力が弱まるとの見方から5,000万ブッシェル引き下げられた。期末在庫は16億7,200万ブッシェルと前月から3,700万ブッシェルの上方修正、在庫率は12.8%まで上昇した。08/09年度の期末在庫がエタノールや輸出需要の引き上げによって2,100万ブッシェルの引き下げとなり、09/10年度の生産の増加分をある程度相殺した。

大豆の09/10年度国内需給は、生産が32億5,000万ブッシェルと前月から500万ブッシェルの上方修正、イールドも1エーカー42.4ブッシェルと0.1ブッシェル引き上げられたものの、どちらも予想以下の小幅な修正にとどまった。需要面では中国の需要が好調なことを受けて輸出が2500万ブッシェルの上方修正、期末在庫は2億3,000万ブッシェルと前月から 1,000万ブッシェル引き上げられた。08/09年度の期末在庫は先の四半期在庫の結果を受け、1億3,800万ブッシェルと2,800万ブッシェル引き上げられている。

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8月貿易収支は307.1億ドルの赤字、予想下回る
 [経済指標]

米商務省が発表した8月の貿易収支は307億1000万ドルの赤字となった。市場予想を下回る。前月から3.58%、3ヶ月ぶりの減少。7月の赤字は速報の319億5900万ドルから318億5000万ドルに改定。貿易赤字は年初からあわせて 2379億7400万ドルで、前年同期から51.56%縮小した。

8月の輸入が0.57%減り、これも3ヶ月ぶりのマイナス転落である。モノの輸入が0.63%ダウン。カテゴリー別で落ち込みが目立ったのが工業品で2.57%減少だ。工業品ダウンの要因は原油。季節調整前で前月から 6.10%減って173億8169万3000ドルとなった。単位価格は6ヶ月続けて上がり64.75ドル。しかし、買い付け規模が一ヶ月前を9.40%下回り、日量865万9000 バレルと3ヶ月ぶりの水準に落ちた。原油は季節調整後でも工業品で最も減少幅が大きい。このほか、液化石油ガス、燃料オイルも前月より減り、またアルミや銅もダウン。

消費財が1.99%のマイナス転落となり、食品・飼料・飲料が1.90%、2ヶ月連続減少した。資本財も0.22%減で、民間航空機、コンピューター、民間機エンジンが減少幅で上位3位を占めている。自動車関連だけ8.64%増加した。3ヶ月連続プラスでもあり、ただし、前月の伸び率2割強と比べるとペース鈍化になる。サービス輸入は0.34%、3ヶ月ぶりに前月からダウンだった。

輸出は一ヶ月前から 0.18%増加した。4ヶ月連続プラス。ただし、前月の2.50%より著しく伸び悩んだ。モノの輸出が0.04%増と辛うじて5月からの増加基調を維持。カテゴリー別でもまちまちだ。工業品が3.76%、4ヶ月連続アップとなった。食品・飼料・飲料は1.24%のプラス転換。8月のカテゴリー別では自動車関連の7.30%が最も高い伸び。ただ、これは前月に2割を超える増加だったのと比べるとペースは鈍い。一方、資本財4.09%、消費財1.17%とそれぞれ減少。民間航空機やコンピューター関連、工業用機械、また、消費財なら美術骨董、宝飾品などのマイナス幅が特に大きい。サービス輸出は0.48%増加した。3ヶ月連続増も、伸び率は前月の約半分だ。

物価上昇を考慮した実質値(リアルマネー)ではモノの赤字が前月比2.73%減の376億9700万ドルだった。非石油が10.21%減少した一方で、石油関連は2.56%のプラス。

国別で赤字最大の対中国が202億3100万ドルとなった。前月の204億1700万ドルから縮小に転じた。反面、日本とのギャップは38億8700万ドルから43億3800万ドルに拡大。メキシコも前月の29億3400万ドルを上回る39億5000万ドル。逆にドイツとのギャップは32億4000万ドルから21億4800万ドルに縮み、メキシコと3-4位の順位が入れ替わった。石油輸出国機構(OPEC)に対する赤字は63億6900万ドルで、前月の69 億4800万ドルより縮小した。

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IEA、2010年世界石油需要見通しを35万バレル上方修正
 [エネルギー]

国際エネルギー機関(IEA)は9日に発表した月報で、2009年度の世界石油需要見通しを日量8,460万バレルと推定、前月から20万バレル上方修正した。2010年の見通しも35万バレル引き上げ、日量8,610万バレルとした。中国の2010年の需要見通しを35 万バレル引き上げたのが背景にある。

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Posted by 直     

2009年10月08日(木)

9月の米小売チェーン販売、市場は回復サインと受け止め
 [金融・経済]

米小売大手各社が8日に発表した9月の販売結果について、市場では個人消費の回復サインと受け止める空気が強まった。前年割れを報告した業者でも市場予想は上回った、あるいは一年前から増加を確保した業者もある。レーバーデー絡みや新学期商戦の効果に加え、北東部などで気温が大きく下がって衣料品などの需要が上向いたことが寄与。また、国際ショッピングセンター協会(ICSC)のチーフエコノミストなどは、利ざやや利益の改善がみられることを指摘した。

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Posted by 直     

石油取引は今後もドル建てで行われる、クウェート金融相
 [エネルギー]

クウェートのアル・シャマリ金融相は8日、石油取引は今後もドル建てで行われるし、それについて何の問題もないとの考えを示した。週初に英紙が報じた、湾岸諸国がドル建てから通貨バスケット建てへの以降をロシアや中国、日本などの水面下で協議中との観測を改めて否定した。

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失業保険申請件数は前週から3.3万件減少、予想下回る
 [経済指標]

米労働省が発表した10月3日までの週の失業保険新規申請件数は52万1000件となった。前週から3万3000件減少し、1月3日までに週以来の水準にダウン。市場予想も下回った。なお、前週分は速報の55万1000件から55万4000件に改定だ。

雇用情勢をより良く映すといわれる4週平均は3日時点で53万9750件だった。これは1月17日時点での52万6500人に次ぐ低水準。前週の54万8750件(修正値)から5週続けての減少である。

失業保険の継続受給件数は9月26日時点で604万件となった。前週の611万2000件(修正値)から7万2000件のマイナスで、3月28日時点以来の低水準。継続需給のデータは新規申請件数より一週間遅れとなる。

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2009年英小麦生産推定、前年比18%減少・Defra
 [穀物・大豆]

英環境食糧省(Defra)は8日、2009年の国内小麦生産について前年比18%減の1420万トンと推定していることを明かした。イールド低下、14%の減反を理由にしている。穀物全体で生産推定は2180万トン。これは一年前から10%ダウンという。

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ECB、政策金利を年1.00%に据え置き、5ヶ月連続
 [金融・経済]

欧州中銀(ECB)は8日に開いた理事会で、政策金利を年1.00%で据え置くことを決定した。据え置きは5ヶ月連続となる。

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