2009年10月20日(火)
2010/11年度世界コーヒー在庫、生産増加に伴い膨らむ・伊メーカー
[コーヒー]
イタリアのコーヒー大手イリー社幹部は20日に米通信社ダウ・ジョーンズに対し、2010/11年度に世界のコーヒー在庫が膨らむ見通しを示した。世界生産に上向くことに伴い在庫も数年間続いた落ち込みから回復という。同社は世界生産について2009/10年度推定1億 3200万袋から1億4500万袋に増加を見越す。2010年の消費を1億3500万袋と予想し、1000万袋生産が上回る。
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インド政府、砂糖きび価格6割引き上げの可能性・地元紙報道
[砂糖]
インド経済紙は20日、同国連邦政府が製糖所による農家への砂糖きび買い取り価格を60%引き上げる可能性を報じた。砂糖きびの生産意欲を高めるためで、2週間以内に国会に価格引き上げを提案するかもしれないという。
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9月の生産者物価指数0.57%低下、予想外の前月比マイナス
[経済指標]
米労働省が発表した9月の生産者物価指数(PPI)は前月比0.57%低下した。予想外の前月比マイナス。変動の激しいエネルギーと食品除いたコア指数が前月から0.06%下がり、これも市場の上昇予想に反して前月を下回った。
エネルギーが2.40%のマイナスだった。ガソリンが5.38%ダウンとなり、暖房油は9.76%低下。いずれも前月の2割超上昇から落ちた。天然ガスも住居用、工業用揃って前月を下回っている。食品は0.11%低下に転じた。卵が1割近い値下がりとなり、精米、加工済み七面鳥や鶏肉、魚介類なども安い。一方、野菜・果物は6%を上回る上昇で、前月より高い伸びでもある。このほか、牛肉、油類もアップ。
コア部分では、食品やエネルギー以外の消費財なら婦人物、紳士物それぞれアパレルダウンであり、家電も下がった。家具、衛生紙も前月比マイナス。しかし、乗用車は0.99%、2ヶ月連続上昇した。資本財が0.06%下がった。事務機器から小型トラック、農業機器、建設機器など前月割れが過半数を占める中、発電機関連や鉄道機器は大きく伸びている。中間財が0.17%上がった。2ヶ月連続アップで、しかし前月の1.81%より著しく伸び悩んだ。コアなら092%上昇。4ヶ月連続アップであり、9 月はこの間で最も高い伸び。原材料は2.14%のマイナス転落。コアに3.57%上昇し、前月より低い伸びであるがこれで6ヶ月続けて前月から上がった。
PPI は前年比較すると4.72%下落した。前年割れは10ヶ月連続。前月時点でのマイナス幅を若干上回るが、7月に1947年の調査開始以来最大の落ち込みを記録したのに比べると下げペースは依然として鈍い。コアは1.83%上昇し、伸び率が2%を割ったのは2007年6月以来になる。
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9月の新規住宅着工59万戸、予想下回る
[経済指標]
米商務省によると、9月の新規住宅着工件数は年率換算で59万戸だった。8月の着工件数が速報の59万8000から58万7000戸に改定となったため、 9月は前月比1.53%増である。しかし、市場予想は下回った。なお、7月の着工件数は従来推定58万9000戸より多い59万3000戸に改定。
市場別には、南部以外揃って前月から落ちた。西部で8.80%と市場別で最も大幅ダウン。この結果11万4000戸と5ヶ月ぶりの低水準となった。北東部 5.48%減、中西部1.83%減と続く。南部は7.14%増加し、2月以来で30万戸に回復。前年比較だと全体で28.22%減り、全ての市場で前年を下回った。特に北東部で38.39%ダウンと市場別で最もきつい。住宅タイプ別にみると、一戸建てが前月比3.94%増加した。8月に6ヶ月ぶりのマイナス転落したのから改善。一方、5世帯以上の集合住宅は一ヶ月前から23.53%減った。前年比だと一戸建て8.74%、集合住宅69.29%それぞれ減少した。
先行指標となる建築許可件数は前月比1.21%減少し、57万3000戸とこれも市場が見越していたより低い。
市場別には北東部と中西部が横ばいで、南部が1.68%、西部1.65%それぞれ前月比マイナスである。前年比較になると各市場ダウンとなり、このうち北東部と西部は約3割ダウン。全体で28.91%落ちた。住宅タイプ別の建築許可は、一戸建てが前月比3.02%減。8月の許可件数が僅かにも前月を上回る水準に改定となったため、9月に6ヶ月ぶりのマイナス転落だ。集合住宅に関すると、5世帯以上が7.22%増加し、2-4世帯は前月比変わらず。前年比は、一戸建てと集合住宅いずれもダウンである。
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OPECは2030年までに日量1,100万バレルの石油供給が必要、IEA
[エネルギー]
国際エネルギー機関(UEA)の田中事務局長は20日、ロンドンで開かれた石油金融会議でスピーチを行い。気候変動防止目標が実行された場合、世界市場は2030年までにOPECに対し日量1,100万バレルの供給増を求めることになるとの見通しを示した。IEAの想定する気候変動抑止シナリオには10兆ドルの投資が必要で、2030年までの石油平均価格は1バレル85ドルに設定しているという。
目先の石油価格の変動については、引き続き注視しているとした上で、価格上昇が経済成長を阻害してはならないとの懸念を表明。中国はインドの石油需要は回復しているものの、OECD諸国の需要は低迷、在庫も依然として非常に高い水準にあるとの見方を示した。
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2009年10月19日(月)
米経済とドルへの信頼維持に財政政策出口戦略カギ・FRB議長
[要人発言]
米連邦準備理事会(FRB)バーナンキ議長は19日、米経済と米ドルへの信頼を維持するのに財政政策の出口戦略がカギと発言した。同日のアジア経済会議における講演後での発言で、政府も財政対策の重要性を理解しているとコメント。
講演では世界経済についてアジア中心の回復になるとの見方を示し、一方で不均衡が進むことに懸念も示唆した。不均衡是正にはアジアの消費拡大と米消費者が貯蓄を増安必要があると述べた。
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10月住宅市場指数(HMI)は前月から1ポイント低下
[経済指標]
全米住宅建設業協会(NAHB)が発表した10月の住宅市場指数(HMI)は18となった。前月から1ポイント低下し、4ヶ月ぶりのマイナス転落である。しかし、一年前の14と比べると高い。
一戸建て住宅販売の現状を示す指数が17となった。前月比1ポイントダウンで、反面、前月比較だと3ポイント上昇。見通し指数は前月から2 ポイント下がって27となった。前年同月の19は上回る。見込み客の活況度を表す指数が14。前月から3ポイントのマイナスだが、一年前の11からはアップ。
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イラン、ロシアと石油取引のドル建て移行を提案、ベネズエラ大統領
[エネルギー]
ロシアのタス通信が伝えたところによると、ベネズエラのチャベス大統領は17日、ボリビアを訪問した際、ベネズエラとイランはロシアと共に、石油取引をドル建てから頬課の方法に変更することをOPEC内で提案していることを明らかにした。この件については先に英インディペンデント紙が中東諸国が関係各国とバスケット通貨建てへの移行を水面下で協議しているとの観測記事を報じ、ドル売りを誘発したが、当事国は揃ってそうした事実を否定していた。
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2009/10年度世界砂糖生産、需要を700万トン下回る見通し
[砂糖]
国際商社ザルニコフは19日、2009/10年度の世界砂糖生産が需要を約700万トン下回ることを見通す市場報告を発表した。すでに落ち込んでいる在庫の一段の取り崩しになり、世界価格の上昇につながるとの見方。具体的には、インドが500万トンの輸出国から400万トンの輸入国へシフトしたことで需給バランスが大きくゆがんだことを指摘する。
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グアテマラコーヒー協会、09/10年度生産は初期見通しの2.7%増維持
[コーヒー]
グアテマラコーヒー協会(Anacafe)によると、2009/10年度(10-9月)の国内コーヒー生産は前年比 2.7%増の378万袋の見通しとなっている。農家からの最新レポートに基づいて初期予測を維持した。ただ、収穫が11月半ばに本格化してから修正する可能性があるという。
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