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2009年10月14日(水)

FOMC、一部メンバーは証券買い取り額の引き上げを支持・議事録
 [金融・経済]

米連邦準備理事会(FRB)が14日に発表した9月22-23日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録によると、メンバーの中に金融政策方針について異論があった。経済活動がなお振るわず、一方、長期のインフレ期待が落ち着いているとの見方からフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標水準をゼロ-0.25%のレンジを保つことに全会一致。しかし、当局の証券買い取りプログラムについて、景気回復を速めるために住宅ローン担保証券(MBS)購入額を1兆2500億ドルから増やすのを支持する向きもあったという。

もっとも、あるメンバーは景気見通しが改善していることを指摘し、減額が妥当との判断を示していたようだ。FOMCは結果的に規模の変更は見送り、しかし購入ペースをスローダウンさせてプログラムの終了期限を今年末から来年3月末に延長を決めた。また、会合時ではまず景気や金融市場の展開をみながら判断する柔軟性を維持することにしたという。

Posted by 直     

09/10年度仏軟質小麦生産前年割れ見通し・FranceAgriMer
 [穀物・大豆]

フランス政府機関FranceAgriMerは14日、2009/10年度の国内軟質小麦生産が前年割れとなる見通しを発表した。3660万9000トンの予測で、2008/09年度の推定3705万9000トンを下回る。2009/10年度コーン生産も前年度の
推定1566万6000トンから1507万9000トンに減少と見越す。

2009/10 年度の輸出見通しについては、小麦の欧州連合(EU)向けを前年比4.9%増の709万トンEU圏外向けは8.7%減の875万トンとした。コーンはEU 内で一年前から8.1%増えて635万トンとみており、反面、圏外向けは一年前の半分以下である150万トンとみる。

小麦の期末在庫を前年度の309万6000トンに対して2009/10年度に351万1000トンとなるとの見方を示した。コーン在庫は一年前を11万トン下回る223万2000トンと見通す。

FranceAgriMerは仏穀物局(ONIGC)など5つの政府機関を一つに統合して設立たものである。4月にそれまでONIGCが手掛けていた月次穀物報告を引き継いだ。

Posted by 直     

コロンビアコーヒー局幹部、2009年生産推定再び引き下げ
 [コーヒー]

コロンビアコーヒー局(Fedecafe)の幹部は14日に記者団に対し、 2009年の国内コーヒー生産を930万袋とみていることを明かした。8日に950万袋との見方を示し、3回目の下方修正をしていたが、一段と引き下げた格好になる。一方、2010年には1100万袋以上に増加を見通した。

Posted by 直     

現在の原油価格上昇は一時的なもの、インドネシアエネルギー相
 [エネルギー]

インドネシアのプルノモエネルギー天然資源相は14日、現在の原油価格上昇は冬の暖房需要期を前に下一時的名ものであるとの見方を示した。ダウジョーンズが伝えた。もっとも、政府は来年度の予算に影響を与える原油価格動向を常に注視しているという。価格が過去に150ドルまで急騰しても経済は何とか持ち堪えたが、政府の予算には影響を与える可能性があるとした。

Posted by 直     

9月小売売上は前月比1.49%減、ex-Auto は予想上回る伸び
 [経済指標]

米商務省によると、9月の小売売上高は前月比1.49%減少した。前月の2.16%増からマイナス転落。しかし市場が予想していたほどは落ち込まなかった。なお、前月の伸び率は速報の2.67%から改定。

自動車及び部品が10.40%ダウンとなった。8月に政府の買い換え奨励プログラムを反映して大きく伸びた反動から落ち込みがきつい。自動車関連以外に前月を下回ったのは建設資材・造園(0.24%減)と無店舗販売(0.09%減)。残るカテゴリーはほぼ軒並み増加だったが、前月より伸びペースが鈍い。家具が1.41%、ガソリンスタンド1.15%とそれぞれ1%を超えるプラス。健康関連は0.84%アップで、これだけは8月以上の増加でもあった。電気製品は横ばい。

小売売上高は自動車関連を除くと0.46%増え、こちらは予想以上の伸びだった。ガソリンを除いて1.74%減少。自動車とガソリンを除くと0.38%のプラスとなる。

Posted by 直     

2009年10月13日(火)

上院財政委、医療改革法案を可決
 [金融・経済]

米上院財政委員会は13日、医療制度改革法案を賛成14、反対9で可決した。委員会の共和党議員10人中、穏健派のスノー議員だけが民主党議員とともに法案を支持。上院保健委員会と下院の関連委員会は8月の夏休み前にそれぞれの法案を承認済みであり、これから上院、下院ともに各委員会の法案をまとめて採決。その後で上下院の法案を一本化し、本会議での投票となる。

オバマ政権や民主党幹部は年内の法案成立を目指す。しかし、共和党や保険会社などの反発が続くことに認識も示している。

Posted by 直     

2008/09年度世界コーヒー生産推定引き上げ・ICO
 [コーヒー]

国際コーヒー機関(ICO)は13日に発表した月次市場報告で、2008/09年度の世界コーヒー生産推定を1億 2672万5000袋から1億2884万6000袋に引き上げた。前月の報告で引き下げた以上の上方修正で、改定理由にベトナムを挙げている。ベトナムの生産は前月時点で1600万袋を見越していたのが1850万袋に引き上げ、この結果、前年からは12.4%増加の見方に転じた。なお2009/10年度の生産についてはICO幹部が7日に12月発表と述べていた。ICOは 2008年の消費推定は前年比2.3% 増の1億3000万4000袋で据え置き。

Posted by 直     

2010年中国砂糖輸入枠、194.5万トンで据え置き
 [砂糖]

中国商務部は13日、2010年の砂糖輸入枠を194万5000トンで据え置くと発表した。このうち7割が国営商社に割り当てという。枠内での税率は15%、枠外なら50%になる。

Posted by 直     

ウクライナ穀物生産及び輸出見通し引き下げ・農務省
 [穀物・大豆]

ウクライナ農務省は13日、2009/10年度の国内穀物生産および輸出見通しを引き下げた。生産を4500万トンから4290万トン、輸出を1800万トンから1669万トンにそれぞれ改定。前年度は生産5330万トン、輸出が2520万トンだった。

農務省は小麦生産を前年から21.2%減少して2050万トンと見越す。輸出見通しが18.0%減の1065万5000トン。またコーン生産は一年前を30.4%下回る793万トン、輸出が前年度の1170万トンの半分にも満たない550万トンとみる。

2009/10年度の期末在庫は655万トンを見通しており、これは一年前の754万トンから縮小の見方。

Posted by 直     

OPEC、世界石油需要を前月から上方修正
 [エネルギー]

石油輸出国機構(OPEC)は13日に発表した月報で、2009年度の世界石油需要を日量8,424万バレルと推定、前月から19万バレル引き上げた。 2010年の需要は日量8,493万バレルと37万バレルの上方修正、前年比では2009年が1.65%減少、2010年が0.82%の増加となる。需要の引き上げは景気回復見通しが強まったことから北米の需要を2009年に22万バレル、2010年に24万バレルそれぞれ引き上げたのが主な要因。その他の地域では2009年の欧州の需要が7万バレル引き下げられたのが目立った。

非OPEC諸国の生産は2009年が日量4,888万バレルと6万バレルの小幅上方修正。2010年は4,923万バレルと1万バレル引き下げられた。OPECの9月生産は日量2,890.3万バレルと前月から 4.3万バレル増加。ナイジェリアの生産が13.5万バレル増えたのが大きかったほか、アンゴラも4.7万バレル増加。UAE、アルジェリア、カタールの生産も1万バレル強増加した。一方サウジの生産は6.5万バレル、ベネズエラは6.3万バレル、イランは2.3万バレル減少した。イラクも3.0万バレルの減少で、イラクを除く11ヶ国の生産は日量2,642.0万バレルと前月から7.0万バレル増加した。昨年12月に決定した生産目標を150万バレル以上上回っている。

OPEC諸国に対する石油需要(Call on OPEC)は2009年が日量2,860万バレルと前月から8万バレルの引き上げ。2010年は33万バレル引き上げられ日量2,839万バレルとなった。また09年7-9月期の世界需給バランスは、日量4万バレルの供給過剰だった。

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