2009年09月15日(火)
8月の小売売上高2.67%増、2006年1月以来の高い伸び
[経済指標]
米商務省によると、8月の小売売上高は前月比2.67%増加した。前月の0.18%減(修正値)から2006年1月以来の高い伸びを記録するのに改善。市場予想も上回った。
自動車及び部品が10.56%増え、これは2001年10月に次ぐ大幅プラスだ。ガソリンスタンドは5.09%のプラス転換となった。百貨店では2.37% 増え、衣料品とスポーツ・趣味・音楽の各カテゴリーも2%を超える伸び。電気機器が1.08%アップだ。このほか、食品・飲料、健康関連などカテゴリー別に大勢が前月を上回ったが、家具は1.58%減少した。また、建設資材・造園が1.21%ダウン。
自動車関連を除いた小売売上高は1.06%増加になり、これも市場が予想していた以上の伸びである。ガソリンを除いて2.44%アップ。自動車とガソリンを除くと0.59%のプラスとなる。
Posted by 直
9月ニューヨーク連銀指数18.88に改善、予想も上回る
[経済指標]
ニューヨーク連邦準備銀行が発表した9月の製造業景況感指数は18.88となった。8月に12.08と昨年4月以来でゼロを超え、9月には一段と改善。また指数は2007年11月以来の高水準を再び更新し、市場予想も上回った。
活動別には、新規受注が13.43から19.84に上がり、これも2007年11月以降みることのなかった水準にさらに近付いた格好になる。受注残はマイナス4.76。昨年4月からゼロを下回ったままであるものの、9月は前月のマイナス9.57から下げ渋った。納期は昨年6月からゼロを下回っていたのにブレーキがかかり、プラス1.19に改善した。
一方、出荷は5.34と前月の14.11から大きく伸び悩んだ。雇用は昨年7月からのマイナス圏での推移を続け。また9月にはマイナス8.33と前月のマイナス7.45からやや悪化している。在庫は前月のマイナス22.34からマイナス25.00に落ちた。
生産コストを示す支払い指数が20.24だった。前月の13.83から上昇し、昨年11月以来の高水準を更新。一方、販売価格を表す受取り指数はマイナス3.57である。昨年12月からマイナス圏での推移を続けながらも、9月はこの間で2番目に高い。
6ヶ月先の期待指数は前月の48.22から52.29に上昇した。2004年10月以来の高水準。ただ、活動別でも前月から改善したのは限られる。納期はマイナス1.19と前月のマイナス10.64に比べて高いが、一方、新規受注が42.93、出荷39.50、受注残は7.10 とそれぞれ前月よりダウン。雇用も前月の10.22から8.53に下がった。設備投資については14.29、テクノロジーだけで10.71とそれぞれ前月より低い。在庫はマイナス17.86で、4月以来の高水準となった。
物価見通しに関すると、支払いが36.90だった。前月の31.91を上回る。受取りは5.32から9.52に上がり、両指数とも昨年10月以来の高水準。
Posted by 直
2009年09月11日(金)
9月ミシガン大消費者指数70.2、3ヶ月ぶり上昇で予想も上回る
[経済指標]
9月のロイター/ミシガン大消費者指数速報地は702でとなった。前月の65.7から3ヶ月ぶりに上昇し、市場予想も上回った。現状指数は前月に66.6だったのに対して71.8。6ヵ月後を占う期待指数は前月の65.0を上回る69.2だった。
インフレ予測は1年後と5年後いずれも前月比横ばいの2.8だった。
Posted by 直
8月輸入物価指数は前月比2.01%上昇
[経済指標]
米労働省が発表した8月の輸入物価指数は前月比2.01%上昇した。7月に1月以来で下げたのが再びプラス転換。石油および石油製品が10.46%ダウン。非石油の輸入物価指数は0.37%上昇し、これは昨年7月以来の高い伸びである。
工業製品は石油関連を含めて6.14%、石油を除いて1.37%それぞれ上昇に転じた。石油を除く非耐久財だけなら0.82%のプラス転換。耐久財は 1.66%高い。前月の1.84%より低めの伸びである。自動車および部品が0.19%上昇し、4ヶ月連続アップ。食品・飼料・飲料が1.73%上昇。資本財は7月に前月比横ばいだったのから0.11%のプラスに転じた。一般消費財は2ヶ月続けて0.19%下がった。
8月の輸入物価指数は前年比較で14.97%低下した。前月時点でのマイナス幅より縮小し、昨年12月から今年7月まで連続して過去最大の前年比マイナスを更新していたのも止まった。石油を除くと前年比較で6.52%ダウン。これも前月より下げ渋った。
8月の輸出物価指数は前月から0.68%上昇した。農業製品が0.25%高く、非農業製品は0.79%のプラス。
Posted by 直
【 過去の記事へ 】