2009年09月14日(月)
オバマ大統領、金融規制強化の意向示す・ウォール街演説
[要人発言]
オバマ米大統領は14日、金融規制強化の意向を示した。米証券大手リーマン・ブラザーズの破綻から1年がったことにあわせてウォール街で演説。これまでの政府対策によって金融システムが正常化しつつあると評価。しかし、リーマンの破綻から学ぶことを無視する向きがあるともコメントした。公的資金による再度の救済を期待してはいけないなどとけん制し、幹部の報酬、金融機関利用者の保護など業界自体も見直しするようにと促した。
一方で、政府側にも不備があったとことなどを述べた。また、今月終わりにペンシルバニア州ピッツバーグで開催の20カ国・地域首脳会議では金融危機の再発防止に向けて国際協調を提案する意向も明かした。オバマ大統領はこのほか、11日に発表した中国製タイヤに対する特別セーフガードの発動について、自由貿易システムを維持するためにも踏み切った措置と主張。保護主義を支持しているのではないとした。
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2009年中国吉林省コーン生産、前年比3割落ち込む見通し
[穀物・大豆]
中国吉林省の2009年コーン生産が3割落ち込むとの現地調査グループによる見通しが報じられた。前年度は約2100万トン。地元紙報道によると、生産ダウンで収穫開始時に農家が売り渋る可能性がある。吉林省は国内最大のコーン生産地。
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2009/10年度インドコーヒー生産、当初予想を2.1%下回る
[コーヒー]
インドコーヒー局の関係者は14日、2009/10年度の国内コーヒー生産が当局の当初予想30 万300トンを2.1%下回るとの見方を示した。7月のカルナタカ州における大雨で1-3割のコーヒーの実が落ちたためという。カルナタカ州は国内生産の7割を占める。
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2009年09月11日(金)
OPECの減産遵守は68%まで低下、クウェート石油相
[エネルギー]
クウェートのアブドラ・アルサバー石油相は10日、OPECの減産遵守は68%まで低下しているとの見通しを示した。国営通信Kunaが伝えた。遵守率は5月に77%あったのが、現在は68%に低下。世界市場は非OPEC産油国が40万バレル、OPEC加盟国で70万バレル供給過剰が増えたという。
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2009/10年度コロンビアコーヒー生産、1200万袋に改善の可能性
[コーヒー]
コロンビアのコーヒー農家組合幹部は11日に米通信社ダウ・ジョーンズに対し、天気に恵まれれば2009/10年度のコーヒー生産が1200万袋に改善するとの見方を示した。国際コーヒー機関(ICO)による2008/09年度の生産推定が約1050万袋で、悪天候と樹の植え替えプログラムを背景に前年比16%減とみられる。同氏は、植え替えプログラムのもとで向こう4年間に年間1200万袋の生産から1700万袋に引き上げるのが目標という。また、樹の本数を1ヘクタールあたり3500本から4500本に増やす計画であるとも述べた。
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9月ミシガン大消費者指数70.2、3ヶ月ぶり上昇で予想も上回る
[経済指標]
9月のロイター/ミシガン大消費者指数速報地は702でとなった。前月の65.7から3ヶ月ぶりに上昇し、市場予想も上回った。現状指数は前月に66.6だったのに対して71.8。6ヵ月後を占う期待指数は前月の65.0を上回る69.2だった。
インフレ予測は1年後と5年後いずれも前月比横ばいの2.8だった。
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USDA需給:コーンと大豆のイールド、期末在庫とも引き上げ
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)が発表した9月の需給報告によると、09/10年度の米国内小麦需給は供給、需要両面ともに前月からほとんど修正はされなかった。軟質赤色種の需要が2,000万ブッシェル引き上げられたものの、硬質赤色種が同じだけ引き下げられたことで全体的には変わらず。期末在庫もこれに伴って同様の修正があった。市場では輸出見通しの引き下げに伴って期末在庫が上方修正されるとの見方が大勢を占めていた。
コーン需給はイールドが 1エーカー161.9ブッシェルと前月から2.4ブッシェル引き上げ、過去最高を更新する見通しとなった。生産は129億5,400万ブッシェルと1億 9,300万ブッシェルと上方修正。一方需要面では飼料および残余が5,000万ブッシェル、輸出が1億ブッシェルそれぞれ引き上げられた。期末在庫は 16億3,500万ブッシェルと前月から1,400万ブッシェルの引き上げとなったが、需要面の上方修正が響いて予想は大きく下回った。08/09年度はエタノール需要が2,500万ブッシェル引き上げられた。
大豆需給はイールドが1エーカー42.3ブッシェルと前月から0.6ブッシェルの引き上げとなったが、05/06年度に記録した過去最高の43.0ブッシェルには届かず。生産は32億4,500万ブッシェルと4,600万ブッシェル引き上げられた。需要面では圧搾需要が2,000万ブッシェル、輸出が1,500万ブッシェルの上方修正、期末在庫は2億2,000万ブッシェルと 1,000万ブッシェル引き上げられた。08/09年度は輸出が1,500万ブッシェル引き上げられたものの、残余が同じだけ引き下げられたことで相殺された。
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8月輸入物価指数は前月比2.01%上昇
[経済指標]
米労働省が発表した8月の輸入物価指数は前月比2.01%上昇した。7月に1月以来で下げたのが再びプラス転換。石油および石油製品が10.46%ダウン。非石油の輸入物価指数は0.37%上昇し、これは昨年7月以来の高い伸びである。
工業製品は石油関連を含めて6.14%、石油を除いて1.37%それぞれ上昇に転じた。石油を除く非耐久財だけなら0.82%のプラス転換。耐久財は 1.66%高い。前月の1.84%より低めの伸びである。自動車および部品が0.19%上昇し、4ヶ月連続アップ。食品・飼料・飲料が1.73%上昇。資本財は7月に前月比横ばいだったのから0.11%のプラスに転じた。一般消費財は2ヶ月続けて0.19%下がった。
8月の輸入物価指数は前年比較で14.97%低下した。前月時点でのマイナス幅より縮小し、昨年12月から今年7月まで連続して過去最大の前年比マイナスを更新していたのも止まった。石油を除くと前年比較で6.52%ダウン。これも前月より下げ渋った。
8月の輸出物価指数は前月から0.68%上昇した。農業製品が0.25%高く、非農業製品は0.79%のプラス。
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