2009年09月29日(火)
ロシア外貨準備高、米国債比率は30%で維持・中銀副総裁
[金融・経済]
ロシア中央銀行のウリュカエフ副総裁は29日、外貨準備高で米国債の比率を30%で維持していることに言及した。ロシア通貨ループル切り下げの思惑浮上を否定するための発言とされているが、ルーブルの変動が大きいことも認めたという。このほか、外貨準備高ではオーストラリアドルとカナダドルの比率拡大に興味を示しながらも、両通貨とも流動性が低いことを懸念しているとも述べた。
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米CEO景気見通し指数、一段と改善
[金融・経済]
米主要企業最高経営責任者(CEO)で構成するビジネス・ラウンドテーブルが29日に発表した四半期ごとに行なう景気調査によると、CEO景気見通し指数が44.9となった。1-3月期の調査で初めてゼロを割り込んでから4-6月期に18.5となり、7-9月期には一段と改善した格好である。ただ、前年同期の78.8は下回った。指数で50が経済活動の拡大・縮小の分岐点となる。
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9月消費者信頼感指数は53.1に低下、予想外の落ち込み
[経済指標]
米有力シンクタンクのカンファレンス・ボードによると、9月の消費者信頼感指数は53.1となった。8月の54.1(修正値)から予想外の低下である。現状指数は一ヶ月前の25.4(同)から22.7、向こう半年後を占う期待指数が73.8(同)から73.3にそれぞれダウン。
カンファレンス・ボードの調査担当者は消費者の景気判断について、年初ほど悲観的ではないものの、目先の景気や所得見通しにはなお慎重と分析する。これは年末商戦が近付く中で気掛かりともコメントした。
この調査は全米5,000世帯に対する聞き取り調査の形で行われる。本日発表した結果は22日までに集計したデータに基づいたものである。
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7月ケースシラー住宅価格20都市総合は前月比1.61%上昇
[経済指標]
米調査会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が29日に発表した7月のS&Pケース・シラー住宅価格指数は10都市総合で前月比 1.65%上昇した。3ヶ月連続アップで、2005年4月以来の高い伸び。20都市総合では1.61%上がった。これも5月から上昇を続けており、また伸び率は2005年5月以来の高水準だ。
18都市の価格指数が前月に比べて高く、プラス幅が最も大きかったのがミネアポリスの4.60%だった。サンフランシスコが3.34%、シカゴ2.66%と上位3位を占める。下がったのはシアトル(0.06%)とラスベガス(1.15%)だった。
7 月の指数を前年比較すると、10都市総合が12.77%落ちた。2007年1月から前年割れを続けながらも、1月に過去最大の落ち込みを記録してからマイナス幅は縮んでおり、7月は昨年1月以来の小幅下落である。20都市総合は13.30%低下。やはり2007年1月から続落だが、昨年2月以来もっともペースの緩やかな下げである。
前年同月比では全ての都市で下がった。もっときつい落ち込みがラスベガスの31.40%。フェニックス、デトロイト、マイアミは揃って2割を超えるマイナスだった。一方、下げ幅で最小がクリーブランドの1.32%である。
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中国の伸びで世界需要の落ち込みカバーできない、サウジアラムコ
[エネルギー]
サウジアラムコのアル・ファリーCEOは28日夜に放映された米PBSの経済番組で、これまでに失われた石油需要を取り戻すにはかなりの時間が必要となると、需要の落ち込みが深刻との見方を示した。中国の需要の伸びだけで、世界需要の落ち込み分をカバーすることは出来ないという。
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2009年09月28日(月)
ミシシッピ川河口でタンカーが座礁、他の船舶が足止め
[エネルギー]
米沿岸警備隊が28日に明らかにしたところによると、ミシシッピ川の河口付近で石油タンカーが座礁、船舶の往来を妨げているという。タンカーは1万4,000バレルの原油を積載しているが、今のところ油漏れなどの被害は確認されていない。付近では既に8隻の船舶が通行の再開に向け待機しているという。
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米国、2010会計年度粗糖輸入枠設定
[砂糖]
米農務省(USDA)の25日付け声明によると、2010会計年度(10-9月)の粗糖輸入枠は123万1497トンで設定となった。国内生産者に対する政府の保証枠が923万5250トンで、このうち砂糖ビートベースの製糖で501万9358トン、砂糖きびベースには 421万5892トンをあてるという。ただ、国内砂糖きびからの製糖量が保証枠を大きく下回る見通しのため、さらなる輸入の必要があることを認識しているという。とりあえず在庫や輸入、市場などを監視し、必要に応じて調整するとのこと。
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2009/10年度中国コーン生産推定、前年度下回る1.49億トン
[穀物・大豆]
米穀物評議会は28日、2009/10年度の中国コーン生産が1億4879万トンになると推定していることを発表した。毎年行う中国でのクロップツアーの結果で、中国政府系シンクタンクの国家穀物油種情報センター(CNGOIC)が今月初めに示した推定1億6550万トンより低く、前年度の1億6591万7000トンからダウンの見方である。
評議会幹部は生産ダウンにより中国国内の価格上昇を見通した。同氏は政治要因、また潤沢な在庫があることから輸入はないだろうとコメント。しかし、米国のコーンからのエタノール生産に伴う副産物の輸入増加見通しを示唆した。飼料の代替となることから、6-7月から需要が増加しているという。米国は2008年に中国向けで約8000トンを輸出したが、2009年には25 万-30万トンに膨らむ可能性があると述べた。
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