2009年09月22日(火)
2010年の金加工需要は前年から6.8%増加、ABARE
[メタル]
豪農業資源経済局(ABARE)は22日に発表した四半期商品レポートで、2010年度の世界の金加工需要(宝飾品や歯科、コインなど)を前年比6.8% 増の2,545トンと推定した。鉱山における生産は2,501トンと前年比で1.1%増加する一方、スクラップの売却は950トンと36.7%減少するとした。公的機関の保有金の売却は120トンと前年から変わらず、生産者のディヘッジングは117トンと、前年の185トン、2008年の358トンから減少する。価格見通しは1オンス951米ドルと、2009年度の930ドルから上昇する見通し。豪州内の鉱山における金生産は251トンと、2009年から 15.1%増加するとした。
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ABARE、2009/10年度世界砂糖生産見通下方修正
[砂糖]
豪農業資源経済局(ABARE)は22日に発表した四半期ごとの商品レポートで、2009/10年度(10-9月)の世界砂糖生産見通しを引き下げた。最新予測は1億6600万トン。6月に見越していた1億6750万トン、また3月時点での1億6610万トンいずれも下回る。ただ、2008/09年度の生産推定も1億5970万トンから1億5500万トンに引き下げたため、2009/10年度は前年比7.1%増加と6月の報告時より高い伸びの見方になった。
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ABARE、09/10年度世界小麦生産見通し引き上げ
[穀物・大豆]
豪農業資源経済局(ABARE)は22日に発表した四半期ごとの商品レポートで、2009/10年度の世界小麦生産見通しを一段と引き上げた。最新予測は6億6200万トンで、6月時点での6億4700トンから改定。3月に発表した初回予測6億 3200万トンより上方修正を続けた格好である。
主要生産国・地域別をほぼ軒並み引き上げ。この結果、中国は前回報告で前年比4.4%減予想だったのが0.9%増、インドは横ばいから2.5%増とそれぞれ前年比プラスの見方に転じた。米国、欧州連合(EU)、ロシアは前年割れの見方を続けるものの、やはり従来見通しより高めの見方になった。全体で3.6%減少とみる。
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インドコーヒー輸出大手、2009/10年度に7-20%の出荷増見通し
[コーヒー]
インドのコーヒー輸出で3位のCCLプロダクツは22日、4月に始まる2009/10会計年度の同社コーヒー輸出が前年比7-20%増加するとの見通しを明かした。8000-9000トンに膨らむ見方である。同社幹部はこの冬から販売ピッチが速まり始め、また前年に金融危機から見送りとなっていた分も成立すると見込む。
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需要伸び悩みで油田の休眠状態続く、サウジアラムコCEO
[エネルギー]
サウジアラムコのアル・ファリーCEOは21日、世界的な需要の伸び悩みを理由に、来年度に現在休眠中の油田で生産を開始する可能性は低いとの見通しを明らかにした。ブルームバーグが伝えた。サウジは現在生産能力の約3分の1に当たる日量400万バレルの生産を見合わせているが、生産をすぐに再開することはないという。世界経済の回復ペースが加速しない限り、需要動向に大きな変化が生じることはないとの見方を示した。
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2009年09月21日(月)
欧州銀、国際砂糖価格の上昇余地拡大見通す
[砂糖]
欧州銀ラボバンクは21日に発表した市場レポートで、国際砂糖価格の上昇余地が大きくなり得るとの見方を示した。2009/10年度に840万トンの供給不足になるとの見通しは現行の値上がりに織り込み済みだが、ブラジルの天候不安を需給が一段と逼迫させる可能性があることを指摘。このため、価格にもプラスに作用するとの見方である。
ラボランクは、インド、中国、タイ、オーストラリア、パキスタンといった主要生産国で2009/10年度の増産がほぼ見込めないことを記している。一方で、価格高騰によって消費が予想以下の伸びとなっても、需給シナリオへのインパクトは限定的との見解。消費が前年比横ばいでも約500万トンの供給不足になると見通す。
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8月景気先行指数は前月から0.6%上昇、予想やや下回る
[経済指標]
米カンファレンスボードが発表した8月の景気先行指数は前月比0.6%上昇し、102.5となった。5ヶ月連続の前月比プラス。ただ、7月の0.9%から伸び悩み、市場予想も下回った。なお、7月の上昇率は速報の0.7%より拡大である。さらに、4月の伸び率が従来推定1.1%から1.0%、5月分は 1.2%から1.3%にそれぞれ改定となった。
景気先行指数は過去に発表された10の景気に先行するとされる経済指標から算出される。8 月の指数改善に寄与したのは小売業者業績、長短金利差、株価、住宅建築許可件数、消費者期待指数の5つだった。一方、製造業週平均労働時間、非防衛資本財新規受注、失業保険新規申請件数、マネーサプライ(M2)の4つがマイナス要素であり、一般消費財新規受注は中立。
景気一致指数は前月比横ばいとなり、景気遅行指数が0.1%低下した。
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中国農務部長、農産物通商関する話し合いで訪米へ
[穀物・大豆]
中国農務部の孫部長は21日に米国へ向かう前に記者会見を開き、米中間の協調を強化させたいと述べた。米国が中国産タイヤの輸入規制を決めて以来、中国が米産大豆輸入で報復するとの懸念が台頭している。このたびの訪米では米国と農産物通商で話し合いが設けられるが、孫部長は外交的な解決を模索する意向とみられる。会見で中国の対米報復の可能性について質問が挙がっても、現時点では答えられないと応じた。
同氏はこのほか、コーンや大豆の収穫が順調に進んでいるとコメントした。これまでのところ、コーンと大豆揃って約24%を収穫済みという。作業開始が早かった南西部では72.3%終了ともした。
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