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2009年09月17日(木)

8月の新規住宅着工59.8万戸、予想と一致
 [経済指標]

米商務省によると、8月の新規住宅着工件数は年率換算で前月比1.53%増の59万8000戸だった。昨年11月以来の高水準。市場予想とも一致した。なお、7月の着工件数が速報の58万1000戸から58万9000戸に引き上げ。6月分は59万戸で従来推定の58万7000戸を上回る水準に改定となった。

市場別には、北東部の着工件数が23.81%、中西部5.0.88%それぞれ増加した。西部は横ばいで、南部だけ2.45%減少。前年比較だと全体で29.56%のマイナスとなった。全ての市場で前年を下回り、北東部の41.79%が市場別で最もきつい。住宅タイプ別にみると、一戸建てが前月比3.04%減少した。6ヶ月ぶりのマイナス転落になる。一方、5世帯以上の集合住宅は一ヶ月前から35.29%増え、着工件数は3ヶ月ぶりの高水準だ。前年比だと一戸建て21.73%、集合住宅48.20%それぞれ減少した。

先行指標となる建築許可件数は前月比2.66%増加した。57万9000戸と昨年11月以来の高水準になる。ただ、市場予想より低め。

市場別にはまちまちで、増えたのは北東部(14.29%)と南部(7.22%)だった。中西部は5.71%、西部が5.56%それぞれダウン。前年比較になると各市場減少し、全体で32.44%落ちた。住宅タイプ別の建築許可は、一戸建てが0.22%減となり、5ヶ月ぶりのマイナス転落だった。集合住宅に関すると、5世帯以上が18.07%増加し、2-4世帯も前月比プラス。前年比は、一戸建てと集合住宅いずれもダウンである。

Posted by 直     

失業保険新規申請件数54.5万人、予想下回る
 [経済指標]

米労働省が発表した9月12日までの週の失業保険新規申請件数は54万5000件となった。7月11日までの週以来の低水準を更新し、市場予想も下回る。前週比較は1万2000件減で、2週連続ダウン。なお、前週分が速報の55万件から55万7000件に改定である。

雇用情勢をより良く映すといわれる4週平均は12日時点で56万3000件だった。前週の57万1750件(修正値)から減って、8月1日までの週以来の低水準だ。

失業保険の継続受給件数は9月5日時点で623万件となった。前週の610万1000件(修正値)から12万9000件増加。継続需給のデータは新規申請件数より一週間遅れとなる。

Posted by 直     

2009年09月16日(水)

8月鉱工業生産0.78%上昇、予想上回る
 [経済指標]

米連邦準備理事会(FRB)が発表した8月の鉱工業生産指数は前月比0.78%上昇した。7月に昨年10月以来のプラス転換となり、8月も続けてアップ。市場予想も上回った。ただ、7月の伸び率は速報の0.54%から0.96%に改定となったことから、8月はペースが鈍った格好になる。

8 月の製造業生産指数が0.62%上がった。全体指数同様に2ヶ月連続上昇となり、ただ7月より低い伸びである。耐久財が0.49%のプラス。前月に2割強の上昇となった自動車及び部品が約5%に著しく伸び悩んだのが背景にある。木製品、非金属鉱物、コンピューター、航空宇宙、家具はマイナス転落。一方、機械は前月よりやや高い伸びとなり、家電は前月比プラスに転じた。

非耐久財が0.74%上昇となった。2月以来の高い伸びである。飲食品・たばこで1%を超えるプラスだったほか、化学でも前月以上にアップ。テキスタイルも前月比プラスに転じた。しかし、アパレルとプラスチック・ゴム製品は前月より伸び率が縮んだ。印刷関連、石油は前月以下のマイナス幅だ。

鉱業は0.53%、2ヶ月連続で上がった。公益は天然ガス、電力ともに前月を上回って全体で1.94%上昇。

設備稼働率は69.64%だった。前月の69.02%(修正値)から上がり、市場予想と比べても高め。

Posted by 直     

8月消費者物価指数0.45%上昇、市場予想より高い伸び
 [経済指標]

米労働省が発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.45%上昇した。7月の横ばいからプラス転換し、市場が予想していた以上に高い伸びである。一方、変動の激しいエネルギーと食品を除いたコア指数が0.07%上昇。前月よりややペースが鈍り、市場予想も下回る。

エネルギーが 4.59%上がった。7月に3ヶ月ぶりのマイナス転落となったのから再びアップ。ガソリンが9.12%のプラスで、住居用エネルギーは13ヶ月ぶりの上昇である。ガス・電力は横ばいだった。食品・飲料は前月を0.09%上回った。ほぼ全ての食品が前月より高く、このうち値上がりが目立ったのは肉・魚・卵と砂糖・甘味料、非アルコール飲料。いずれも、前月の下げから戻った格好である。下げたのは果物・野菜、乳製品だった。

コア部分ではホテル宿泊料金が0.49%上がり、公共、民間揃って交通が上昇した。このうち航空運賃が1.66%アップ。ただ、前月よりややペースは緩やかだ。新車価格は 1.31%下がった。今年初めての前月比マイナスで、また1972年10月以来の大幅マイナスである。アパレルが0.09%、3ヶ月ぶりのマイナス転落で、コンピューター製品も一段と下落。

7月のCPI は前年同月と比べると1.44%下落した。7月に1.89%と1950年1月以来の大きな前年比マイナスを記録したのからややペースが鈍化。コアの前年比伸び率は1.46%で、2004年2月以来の低水準。

Posted by 直     

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