2009年10月08日(木)
失業保険申請件数は前週から3.3万件減少、予想下回る
[経済指標]
米労働省が発表した10月3日までの週の失業保険新規申請件数は52万1000件となった。前週から3万3000件減少し、1月3日までに週以来の水準にダウン。市場予想も下回った。なお、前週分は速報の55万1000件から55万4000件に改定だ。
雇用情勢をより良く映すといわれる4週平均は3日時点で53万9750件だった。これは1月17日時点での52万6500人に次ぐ低水準。前週の54万8750件(修正値)から5週続けての減少である。
失業保険の継続受給件数は9月26日時点で604万件となった。前週の611万2000件(修正値)から7万2000件のマイナスで、3月28日時点以来の低水準。継続需給のデータは新規申請件数より一週間遅れとなる。
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2009年10月05日(月)
9月ISMサービスは50.9に上昇、予想やや上回る
[経済指標]
米供給管理協会(ISM)によると、9月の非製造業(サービス)NMI指数は50.9となった。前月の48.4から上昇し、昨年10月から続いた好不調の分岐点50を下回っての推移が一服。また、9月の指数は昨年5月以来の高水準で、市場予想と比べてやや高い。ビジネス指数は3.8ポイント上がり、 55.1と2007年10月以来の水準にアップだ。
指数は50台に改善も、9月にビジネスの伸びを報告した業種は公益と医療関連、小売、不動産、卸売の5つだけだった。美術・娯楽、農漁業、外食サービスなど好調だった業界の2倍以上の12業種がビジネス不振を伝えている。ISMも業者の景気判断やビジネス評価は引き続きまちまちとコメントした。
活動別では、新規受注が前月の49.9から54.2に上がった。2007年10 月以来の高水準だ。受注残は10.5ポイントアップで51.5となり、これは昨年7月以来。出荷も50ちょうどに持ち直した。雇用は昨年5月から50を下回ったままだが、9月は44.3と前月の43.5より高い。在庫も前月の43.0に対して47.5で、50の節目に近付いた。一方、輸出用新規受注は8月に6.5ポイント上昇したのが、9月には5.5ポイントダウン。48.5と再び50を割った。価格指数が前月の63.1から48.8に大きく低下。
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