2010年03月24日(水)
2月新築住宅販売は前月から2.22%減少、予想下回る
[経済指標]
米商務省によると、2月の新築一戸建て住宅販売は年率で30万8000戸だった。前月比2.22%減少し、2ヶ月連続ダウン。この結果、1963年の調査開始から最少を更新した。また、市場予想も下回る。なお、1月の販売は速報の30万9000戸から31万5000戸に改定。2009年12月の販売が34 万5000戸と従来推定の34万 8000戸より下方修正となった。
市場別では西部を除いて前月から減った。北東部が20.00%と最もきつい落ち込みとなり、次いで中西部の18.00%ダウン。また、両市場の販売件数は昨年4月以来の低水準になった。南部では4.58%減の14万 6000戸で、1973年から市場別の販売件数も記録に加わって以来最少である。西部の販売は20.78%のプラス転換となり、9万3000戸と4ヶ月ぶりの高水準。前年比較の販売は西部で34.78%増加し、北東部は横ばい。しかし、南部と中西部で29.47%、18.00%それぞれ落ちた。全国あわせて一年前から12.99%のマイナスだ。
住宅ストックは前月から1.29%増加し、23万6000戸となった。1月に2007年 4月以来でプラス転換し、2月は一段とアップ。販売の落ち込みもあって、住宅ストックは9.2ヶ月分に相当と昨年5月以来で9ヶ月を超えた。販売価格は中間値で前年同月比5.15%上昇して22万500ドル。平均値は前年より9.28%高い。
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2010年03月23日(火)
2月中古住宅販売は前月から0.59%減少、市場予想は上回る
[経済指標]
全米不動産協会によると、2月の一戸建てとコンドミニアムあわせた中古住宅販売は年率換算で前月比0.59%減の502万戸となった。3ヶ月連続ダウンで、昨年6月以来の低水準を更新。ただ、昨年12月に16.17%落ち込んだ後で、1月には7.16%とマイナス幅は縮み、2月は一段と減少ペースが鈍化した格好になる。また、2月の販売件数は前月より少ないものの、市場予想は上回った。
市場別には、増加と減少二分している。西部で4.69%、南部で1.07%それぞれ3ヶ月続けて前月から減った。反面、中西部と北東部がいずれも2.%強増加。揃って昨年11月以来のプラス転換だ。2月の住宅販売は前年同月と比較すると7.04%アップである。北東部の12.00%増をはじめ、全ての市場で前年を上回った。
住宅ストックは前月比9.52%増の358万9000戸だった。昨年7月以来で前月より増えた。販売も減少で、ストック/販売比率は8.6ヶ月と昨年8月以来の高水準である。
販売価格は中央値で16万5100ドルだった。前年同月比1.84%下落で、市場別では北東部の7.47%上昇を除いて揃って前年割れ。平均値にすると北東部と中西部で前年比プラスとなり、西部と南部が下がった。全体で0.10%高い。
Posted by 直
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