2006年12月28日(木)
金融緩和による景気浮揚策は失敗に終わる、ECB理事
[要人発言]
ECB理事を務めるメルシュ・ルクセンブルグ中銀総裁は28日、金融緩和によって景気を浮揚させようとする試みは失敗に終わる運命にあると、ECBの利上げ方針に対する圧力を牽制した。金融緩和はインフレを引き起こすだけで、景気対策に使うことはできないという。また、金利は歴史的に見て低い水準にあると改めて指摘、将来の利上げ継続を示唆した。
Posted by 松
2006年12月21日(木)
インフレ沈静はまだ具現化していない、リッチモンド連銀総裁
[要人発言]
リッチモンド連銀のラッカー総裁は21日ノースカロライナ州シャーロットの商工会議所で講演、インフレの沈静はまだ具現化していないと目先の物価上昇に改めて懸念を表明した。
米経済については、07年度前半にかけて住宅市場の落ち込みが個人消費や設備投資の伸びを相殺するものの、リセッションにつながるには至らず、GDPは年率で2.50%-2.75%成長するとの見通しを示した。雇用も建設関連の落ち込みの影響は最小限にとどまり、引き続き堅調に推移するとしている。景気のリスク要因としては、住宅市場の更なる落ち込みと、エネルギー価格の高騰を指摘。住宅の更なる落ち込みは現時点でそうした兆候は見られないとしながらも、懸念を完全に払拭できないとした。
Posted by 松
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