OPECのアル･ハミリ議長は23日、ダボス会議出席のため滞在中のスイスでインタビューに答え、OPECは高すぎる価格も安すぎる価格も好まないとした上で、バスケット価格で55ドルが妥当な水準であるとの見方を示した。価格はこの先崩れることはなく回復に向かうとし、3月15日に予定されている定例総会まで会合を開く必要はないと明確に否定した。

ホワイトハウス高官が23日に明らかにしたところによると、ブッシュ大統領は今夜予定されている一般教書演説で、戦略備蓄原油を2027年までに15億バレルまで積み増しする計画を発表する。昨年議会は10億バレルまでの積み増しを行う権限を認可しており、今後5億バレル上積みの承認を議会に求めていくことになる。ホワイトハウスによると、現在の備蓄量は輸入の55日分に相当する6億9,100万バレルだが、1985年には118日分の備蓄があったという。また、再生可能燃料を普及させることで、2017年までにガソリン消費を20%削減する目標も打ち出す模様。

シンクタンクのカンファレンスボードが発表した12月の
景気先行指数は前月から0.3%上昇、市場予想を上回った。

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アルゼンチン農業局の報道官は22日、同国06/07年度コーン生産と大豆生産は生育に適した天候に恵まれ過去最高を記録するとの見通しを示した。コーン生産は2,100万トン、大豆生産は4,300万トンに上ると推定。これは米農務省推定の1,900万トン、4,250万トンをそれぞれ上回る。また06/07年度小麦生産も1,400万トンと前回から引き上げている。

米エネルギー省情報局（EIA）が22日に発表したデータによると、06年11月の米国エタノール輸入は147万バレルと前月の188.1万バレルから21.9%減少した。過去最高を記録した8月の320.3万バレルから3ヶ月連続での減少となる。ブラジルからの輸入は79.9万バレル、続いてコスタリカ25.6万バレル、ジャマイカ21.3万バレル。

ナイジェリアの警察関係者によると、南部油田地帯で23日に新たな誘拐事件が発生した模様。誘拐されたのは2名の外国人労働者で、一人は米国籍、もう一人は英国籍との情報もある。犯行グループなど詳細はまだ明らかになっていない。

USDAが発表した18日までの週の輸出検証高は
小麦、コーンがやや予想を上回る一方、
大豆は大きく落ち込んだ。

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クウェート石油の副会長は21日、同国の石油生産を2020年までに日量400万バレルにひきあける目標が達成可能であることを改めて示した。クウェート国営通信（KUNA）が伝えた。プロジェクト・クウェートと呼ばれている北部油田の開発が進まなくとも、目標は達成できるという。また、生産は2010年までに300万バレルに達するとの見方も示している。

ナイジェリア南部の油田地帯で20日、新たな誘拐事件が派生した。付近を航行中の貨物船が攻撃を受け、当時船内にいた14名のうち、フィリピン国籍の船員6名が連れ去られたという。最大武装勢力の一つニジェールデルタ解放運動（MEND）は犯行を否定している。同地域では最近立て続けに誘拐事件が発生、ほとんどは身代金が支払われた後で開放されている。先週金曜には中国人とイタリア人の人質が解放されたばかり。