ロシア経済開発省高官は26日、輸入粗糖に掛かる関税を現在の1トン140ドルから270ドルに引き上げる提案が政府貿易委員会内の作業グループで承認されたことを明らかにした。実施には委員会と政府の承認を受ける必要があり、先行きは依然不透明という。承認された場合、新税率は今年3月から7月までの間適用される。この案は国内市場の安定につながると砂糖生産者団体からも支持されている。

産金大手のゴールドフィールズは25日、昨年末のウエスタンエリア社買収に伴い、同社が持っていたヘッジポジションを解消したことを明らかにした。平均価格は1トロイオンス622.14ドル、総コストは5億2,800万ドルに上ったという。中長期的に金相場が堅調に推移するとの見通しがヘッジ解消の理由。

独連銀(ブンデスバンク)のウエバー総裁は26日、スイスのダボスで開かれている経済フォーラムでインタビューに答え、ECBの金融引き締め政策はこの先も継続させる必要があるとの見方を示した。ドイツでの賃金上昇は他の欧州圏よりも早いペースで進むとの懸念を示し、この先行われる賃上げ交渉に警鐘を鳴らすのは今だとの考えを述べている。

また先に発表された12月のマネー（M3）の伸びが9.7%と前月を上回ったことを指摘、インフレ圧力は明らかに高まっていると目先の追加利上げを強く示唆。もっとも年内に後何回の利上げが必要かとの問いかけには答えなかった。

国勢調査局が発表した12月の新築住宅販売は112万戸と前月から4.77%増加、
市場予想も大きく上回った。北東部、中西部での販売が大きく伸びた。

詳細はこちら

商務省が発表した12月の耐久財受注は前月比3.09%増と市場予想を下回る結果となった。もっとも、前月は1.90%から2.25%増に上方修正されている。

詳細はこちら

米石油大手シェブロンは26日、アンゴラの沖合の鉱区で大規模な石油埋蔵の発見に成功したことを明らかにした。発見されたのは昨年10月に試掘が始まった1万958フィート(3,340メートル)の海底にあるルカパ-1油田。

欧州中銀（ECB）のスターク理事は25日、欧州圏の金利水準は依然として低すぎるとの見解を語ったと伝えられている。低金利によってマネーとクレジットは力強く伸びており、多大な流動性をもたらしていると、現在の金融政策が明らかに緩和的であるとの見方を示した。

物価については過去の原油価格上昇による消費者物価への影響が予想以上に大きく残っているとした他、原油価格の再上昇や間接税の引き上げ、賃金上昇圧力が予想以上に強いことなどを理由に、上昇リスクは依然として残っていると分析した。

また、政治的に独立した機関として、ECBは常に物価の安定に必要と思われる行動を取ると、ECBの方針に批判的なフランスなどの政治家の動きを牽制する発言も見られた。

米財務相が25日に行った5年債の入札は、応札倍率が2.21倍と前月の2.50倍を下回る低調な結果に終わった。

海外の中央銀行を含む顧客注文は28億970万ドルと、前回から55%も減少している。落札利回りは最高で4.855%、前回は4.704%だった。

詳しくはこちら

ボドマン米エネルギー長官は25日、スイスのダボスで開かれている世界経済会議の席でインタビューに答え、米国はガソリン消費の削減目標を達成するためにエタノール輸入を増やす必要があるとの見通しを示した。ダウジョーンズ社が伝えた。これは先の一般教書演説でブッシュ大統領が代替燃料の使用を促し、今後10年間にガソリン消費を20%減らすとの計画を打ち出したことを受けてのもの。2010年以降のさとうきび農家に対する補助金や2008年以降のエタノール輸入に対する特別関税は必要ないとも見方も述べた。

今後20年に戦略備蓄原油を倍増する計画については、備蓄の積み増しは日量10万バレルのペースにとどまるため、市場への影響はないとしている。

全米不動産協会が発表した12月の中古住宅販売は前月比0.8%減の
622万戸と市場予想を下回る結果となった。

詳細はこちら

USDAが発表した18日までの週の輸出成約は前週から大きく減少。
コーンと大豆は予想範囲内に収まったが、小麦は予想下限も下回った。

詳細はこちら

労働省が発表した1月20日までの週の失業保険申請件数は
32.5万件と前週から3.6万件増加、市場予想を上回った。

詳細はこちら

地元警察関係者が明らかにしたところによると、ナイジェリア南部の石油地帯で25日、中国国営石油のオフィスを武装勢力が攻撃する事件があり、少なくとも職員2名が誘拐されたという。また、この際の戦闘で武装勢力側の1名が死亡した模様。

関係者の話をダウジョーンズ社が伝えたところによると、UAEのアブダビ石油（Adnoc）は日本の顧客一社に対し、3月には契約通りの石油供給を行うことを通知したという。アブダビ石油はOPECの追加減産に伴い、2月の出荷量を契約量から3%-5%減らす旨を顧客に伝えているが、この顧客に関しては3月に元に戻す格好となる。UAEは昨年10月の緊急総会で合意された減産をほぼ100%遵守している。