2007年01月25日(木)
金融政策は明らかに緩和的、スタークECB理事
[要人発言]
欧州中銀(ECB)のスターク理事は25日、欧州圏の金利水準は依然として低すぎるとの見解を語ったと伝えられている。低金利によってマネーとクレジットは力強く伸びており、多大な流動性をもたらしていると、現在の金融政策が明らかに緩和的であるとの見方を示した。
物価については過去の原油価格上昇による消費者物価への影響が予想以上に大きく残っているとした他、原油価格の再上昇や間接税の引き上げ、賃金上昇圧力が予想以上に強いことなどを理由に、上昇リスクは依然として残っていると分析した。
また、政治的に独立した機関として、ECBは常に物価の安定に必要と思われる行動を取ると、ECBの方針に批判的なフランスなどの政治家の動きを牽制する発言も見られた。
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2007年01月19日(金)
現在の金融政策は引き締め的、カンザスシティー連銀総裁
[要人発言]
カンザスシティー連銀のホーニグ総裁は19日、カンザスシティーで開かれた会議で講演、インフレの水準は依然として高く、現在の金融政策によって抑制されているとの認識を示した。現在の金融政策はやや引き締め的で、インフレを引き下げる方向に作用しているとした。
景気については住宅市場の落ち込みや雇用の逼迫、エネルギー価格の上昇といったリスクを抱えているものの、自分は楽観的だとし、GDPは長期的なトレンドである年2.5%成長かそれよりやや高い水準に回帰していくとの見通しを示した。
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金融政策は依然として緩和的、ギリシャ連銀総裁
[要人発言]
ECBの理事を務めるガルガナス・ギリシャ連銀総裁は19日、ダウジョーンズのインタビューに答え、ECBの金融政策は依然として緩和的で、インフレリスクは今後も注意深く見守る必要があるとの考えを示した。今年度も2度以上の利上げを行う必要があるかもしれないという。これまでの金融引き締めにもかかわらずマネーの伸びは加速しており、明らかな懸念材料だとした。
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欧州圏の金利は依然として低水準、スタークECB理事
[要人発言]
ECBのスターク理事は19日、ハンガリー中銀主催の会議における講演後にインタビューに答え、欧州圏の金利は依然として低水準にあるとの見方を示した。金利が低いのは信念や意見ではなく、事実だという。会議では中銀の金融政策についてインフレターゲットに対する意見を述べたもので、景気見通しなどへの言及はなかったようだ。
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インフレは依然として最大のリスク、リッチモンド連銀総裁
[要人発言]
リッチモンド連銀のラッカー総裁は19日、リッチモンドのリスクマネージメント会議でスピーチを行い、インフレが目先の経済に対し依然として最大のリスクとの見方を示した。
住宅市場については、需要が安定してきた兆候が見え始めているとしながらも、新築住宅への需要が悪化するようなら調整は長く続くととしている。今年度前半は住宅の落ち込みが景気の足かせとなるかもしれないが、市場の規模から考えて、リセッションに陥るほどの大きな影響はないという。07年度のGDP成長率は2.50-2.75%と予想。目先の景気リスクとしては、住宅への需要が安定したとのまだ判断できないことと、石油価格の不透明さを上げている。
Posted by 松
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