2009年09月11日(金)
USDA需給:コーンと大豆のイールド、期末在庫とも引き上げ
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)が発表した9月の需給報告によると、09/10年度の米国内小麦需給は供給、需要両面ともに前月からほとんど修正はされなかった。軟質赤色種の需要が2,000万ブッシェル引き上げられたものの、硬質赤色種が同じだけ引き下げられたことで全体的には変わらず。期末在庫もこれに伴って同様の修正があった。市場では輸出見通しの引き下げに伴って期末在庫が上方修正されるとの見方が大勢を占めていた。
コーン需給はイールドが 1エーカー161.9ブッシェルと前月から2.4ブッシェル引き上げ、過去最高を更新する見通しとなった。生産は129億5,400万ブッシェルと1億 9,300万ブッシェルと上方修正。一方需要面では飼料および残余が5,000万ブッシェル、輸出が1億ブッシェルそれぞれ引き上げられた。期末在庫は 16億3,500万ブッシェルと前月から1,400万ブッシェルの引き上げとなったが、需要面の上方修正が響いて予想は大きく下回った。08/09年度はエタノール需要が2,500万ブッシェル引き上げられた。
大豆需給はイールドが1エーカー42.3ブッシェルと前月から0.6ブッシェルの引き上げとなったが、05/06年度に記録した過去最高の43.0ブッシェルには届かず。生産は32億4,500万ブッシェルと4,600万ブッシェル引き上げられた。需要面では圧搾需要が2,000万ブッシェル、輸出が1,500万ブッシェルの上方修正、期末在庫は2億2,000万ブッシェルと 1,000万ブッシェル引き上げられた。08/09年度は輸出が1,500万ブッシェル引き上げられたものの、残余が同じだけ引き下げられたことで相殺された。
Posted by 直
2009年09月08日(火)
EU、10月に遺伝子組み換えコーン輸入の是非で採決の可能性
[穀物・大豆]
欧州連合(EU)関係者は8日、早ければ10月にも遺伝子組み換えコーンの輸入の是非について採決する見通しであることを示した。7月にEUへ出荷した米産大豆から遺伝子組み換え種が見付かり納入できなかった。EUのフィッシャー・ボエル農業担当委員は7日の会合で問題をさらに広げないためにも早期採決が必要と訴えていたことも伝わっている。英国とデンマーク、ポルトガル、ルーマニア、チェコ共和国、オランダ、ベルギーは同委員に支持を示しているが、オーストリアとキプロス、ポーランドが反対しているという。
Posted by 直
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