2008年03月17日(月)
ブラジルの大豆収穫は14日現在33%が終了、セレレス
[穀物・大豆]
ブラジルの農業コンサルタントセレレスガ17日に明らかにしたデータによると、同国の07/08年度大豆収穫は14日現在33%が終了した。前週から7ポイント収穫が進んだ他、同時期の過去5年平均である25%も上回る。生産1位のマットグロッソ州では61%、2位のパラナ州では35%が終了、3位で南部のリオグランデ・ド・スル州ではまだ収穫が始まっていない。一方、先渡し契約による販売は14日時点で61%が終了、前週から1-2ポイント進んだのみにとどまった。マットグロッソ州で80%、パラナ州で42%、リオグランデ・ド・スル州では34%の大豆が販売済みとなっている。
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インドの2007年金宝飾品輸出は前年比7.8%増
[メタル]
インド宝石宝飾品輸出振興協会が17日に明らかにしたデータによると、同国の2007年度(4月-3月)の金宝飾品輸出は2月までの11ヶ月間で50.9 億ドルに達した。前年比では7.8%の増加となる。うち半分は米国向けだという。宝石と宝飾品全体の輸出は11ヶ月間で187.4億ドルと前年から23% 増加、既に目標だった185億ドルを超えている。
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中国の2月砂糖輸入は前年比24%減の4万トン、税関総局
[砂糖]
中国税関総局が17日に明らかにした速報データによると、同国の2月砂糖輸入は4万トンと前年同月の5万2,428トンから24%減少した。年初からの2ヶ月では6万トンと前年から38.1%減少している。
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2008年03月14日(金)
NY連銀とJPモルガン、ベア・スターンズ救済へ
[金融・経済]
ニューヨーク連銀と大手米銀のJPモルガン・チェースは14日、証券大手ベア・スターンズへの特別融資を設けることに決めたと発表した。ただし、規模については明かしていない。米連邦準備理事会(FRB)はベア・スターンズ救済を全会一致で承認。市場の展開を監視しており、必要に応じて流動性を供給するとコメントした。またバーナンキFRB議長は14日午後に行なった講演で、ベア・スターンズ救済に関しての発言は避けながら、引き続き多方面と協力しながら情勢改善に努める意向を示唆した。
金融当局が個別の金融機関を支援するのは異例のことだが、ポールソン財務長官はFRBの決定を評価した。コックス証券取引委員会(SEC)委員長もFRBとの協調姿勢をみせている。このほか、ブッシュ大統領は、ポールソン財務長官とバーナンキFRB議長は市場の安定化を促進するために適切な措置を講じると述べ、やはり当局の決定を支持する姿勢を示した。
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インフォーマ、米冬小麦と春小麦作付推定引き上げ
[穀物・大豆]
米有力アナリストのインフォーマ・エコノミクスが2008/09年度の米冬小麦作付を4704万エーカーと推定していることが報じられた。1月時点で4660万エーカーと見通していたのから引き上げた模様。春小麦も従来の1200万エーカーから1388万6000エーカーに上方修正という。これで小麦全体6350万エーカーとみており、USDAによる2007/08年度の作付データと比較して5.1%増の見方となる。
報道によると、インフォーマはこのほか2008/09年度の大豆をUSDAデータでの前年度に比べて12.1%増の7130万エーカーと推定している。前回の6897万エーカーから引き上げた格好となる。一方、コーン作付推定については9004万8000エーカーから8750万エーカーに改定したようだ。USDAデータの前年度を6.5%下回る見方だ。
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3月ミシガン大消費者指数速報値は70.5に低下、予想は上回る
[経済指標]
3月の消費者指数速報値は70.5となった。前月の70.8から僅かにも下がり、1992年2月以来の低水準を更新した。しかし、市場予想は上回っている。6ヵ月後を占う期待指数は62.4から61.4にダウン。1992年1月の最低に次いで調査史上2番目に低い。一方、現状指数は速報での84.6と前月の83.8より上がった。
インフレ予測は1年後が3.6から4.5に急上昇。2005年10月以来の高水準といわれる。ただ、5年後は2.9となり、前月の3.0から若干の低下である。
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インドコーヒー生産、2011年までに約2割増見通し
[コーヒー]
インドのコーヒー輸出協会幹部は14日に米通信社ダウ・ジョーンズに対し、国内のコーヒー生産が2011年までに現行の水準から約20%多い35万トンになる見通しを示した。この5年間は潅木の一部が寿命となり、生産が減少傾向にあった。政府は生産を伸ばす計画として肥料などの補助金設定も承認したばかり。
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OPEC、08年度の世界石油需要を2万バレル下方修正
[エネルギー]
石油輸出国機構(OPEC)は14日に発表した月報で、2008年度の世界石油需要を日量8,697万バレルと推定、前月から2万バレル下方修正した。景気減速が懸念される北米を中心にOECD諸国の需要が10万バレル引き下げられた一方南米など途上国の需要が引き上げられた。08年1-3月期に需要は日量8,717バレルと2万バレルの引き下げとなったが4-6月期は8,563万バレルと3万バレル引き上げられた。需要は2007年度に前年比で119万バレル、1.41%増加、2008年度は120万バレル、1.40%の伸びとなる。
非OPEC諸国の2008年度の生産は日量5,037万バレルと前月から16万バレルの下方修正。北米、南米、旧ソ連邦などの見通し引き下げが目立った。OPECの2月生産量は日量3,209万バレルと前月から8.3万バレル増加。イランが8.1万バレル、サウジが2.1万バレル減少したものの、イラクの生産が14.6万バレルと大きく伸びた。この他、アンゴラ、インドネシアなども生産が増えている。2008年度のOPECへ石油需要は非OPEC諸国の生産見通し引き下げに伴い、日量3,168万バレルと15万バレル引き上げられた。
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