2008年03月24日(月)
2月の中古住宅販売503万戸、3ヶ月ぶりに500万超え予想も上回る
[経済指標]
全米不動産協会が一戸建てとコンドミニアムあわせて算出した中古住宅販売は2月に年率換算で前月比2.9%増の503万戸となった。3ヶ月ぶりに500万の節目を超え、予想も上回った。また、前月から増加したのは昨年7月以来。市場別でみると、北東部が11.3%と最も高い伸びとなり、中東部と南部はそれぞれ2.5%、2.1%アップ。西部だけが1.1%減少した。前年比較では全体で23.8%減となり、全ての市場が2割前後のマイナス。
住宅ストックは前月比3.0%減の403万4000戸だった。ストック/販売比率は販売の9.6ヶ月で、6ヵ月ぶりの低水準である。販売価格は中間値で前月比8.2%下落して19万5900ドル。西部で13.4%下がり、市場別でもっとも大きな落ち込み。次いで南部8.6%、中西部7.1%となる。北東部は 0.4%とわずかにも上がった。
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インド政府、大豆油輸入で減税検討
[穀物・大豆]
インド政府が大豆油輸入関税の削減を検討していると伝えられている。政府関係者によると、出所不明の減税要請があるが、現時点では何も決まっていないという。
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イラクの2月石油輸出は日量193万バレル、石油省データ
[エネルギー]
イラク石油省のデータをダウジョーンズ社が伝えたところによると、同国の2月石油輸出は日量193万バレルと前月から 10万バレル増加した。うち南部油田からは日量154万バレル、北部油田からは39.3万バレルを出荷した。販売価格は月平均で1バレル89.79ドルと前月の80ドルから上昇、石油収入は前月から4.6%増加し50億ドルを超えたという。
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中国の2月大豆輸入は前年比71.8%増、コーン輸出は96.2%減少
[穀物・大豆]
中国税関総局が24日に明らかにした詳細データによると、同国の2月大豆輸入は202万3,151トンと前年比で 71.8%増加した。年初からの2ヶ月間では546万4,185トンと同51.3%の増加。大豆油の輸入は2月が前年比99.6%増の34万9,507トン、年初来では同37.3%増の50万239トンとなる。小麦の輸入は前月に続きゼロとなった。一方、コーンの2月輸出は2万9,261トンと前年から 96.2%減少、年初来でも97.4%減って4万5,118トンとなった。
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2008年03月20日(木)
ロシア、穀物輸出関税の有効期限を延長・農相
[穀物・大豆]
ロシアのゴルデイエフ農相は20日、穀物輸出関税の有効期限をこれまで予定していた4月30日から7月1日まで延長するとの声明を発表した。国内在庫を確保しまた世界的な価格高騰による地元市場への影響を防ぐためという。公式発表は間もなくとしている。
一方で、農相は2008/09年度の穀物生産が8500万トン、また1500万トンが輸出可能になるとの見通しも示した。生産について前年より300万トンほど増加が見込まれ、この結果、前年並みの出荷の見方と述べた。
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3月フィラデルフィア連銀指数はマイナス17.4、前月から下げ渋り
[経済指標]
フィラデルフィア連邦準備銀行が発表した3月の企業景況感指数はマイナス17.4となった。4ヶ月続けてゼロを下回ったが、前月に2001年2月以来となるマイナス24.0に落ち込んだのからは下げ渋り。指数が前月を上回ったのは6ヶ月ぶりである。市場予想と比べても僅かながら高い。
活動別では、新規受注がマイナス9.3、出荷がマイナス6.3だった。いずれも3ヶ月連続のマイナス圏だが、前月より高く、縮小ペースが鈍ったことも示す。しかし、受注残、納期、在庫は引き続きマイナス圏にあるうえ、前月から一段と低下した。雇用は前回調査でプラス転換したのが再びゼロを下回った。しかも、マイナス4.7と2003年6月以来の低水準だ。
物価については、生産コストを示す支払い指数が前月の46.6から54.4に上がった。2005年1月以来の高水準。反面、販売価格を示す受取り指数は21.2と前月の24.3より低い。
向こう6ヶ月の見通しを表す指数はマイナス0.5だった。2ヶ月連続してゼロを下回りながらも、前月のマイナス16.9だったのと比べて悲観ムード蛾大きく薄れたことを示す。新規受注がマイナス7.8からプラス8.5に著しく立ち直り、雇用もマイナス8.8からプラス0.6に回復。出荷は10.8と前月を上回り、やはり見通し改善を表す。しかし、受注残や納期、在庫については前月以上に縮小が進む見通しとなった。設備投資はマイナス2.7。2001年2月以来でゼロを割り込んだ。
物価の上昇見通しが強まった模様である。支払い見通し指数が前月36.8だったのに対して64.1と2005年9月以来の高水準。受取り見通し指数は32.1から36.2に上がり、前月下がった分の大半を戻した。
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韓国、小麦やコーンなどの輸入関税撤廃へ
[穀物・大豆]
韓国大統領府は20日、小麦やコーンなど価格変動の激しい70種類の商品輸入に課している関税を撤廃することに決めたと発表した。国内のインフレ上昇を抑えるのが狙いという。李大統領が議長を務めた経済会議での討議の結果といい、石油や他の原材料の価格高騰への懸念が背景にあったことを明かした。具体的な物価対策は来週作成の予定としている。
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07/08年度パキスタン小麦、事前目標に到達しない可能性
[穀物・大豆]
パキスタン農務省関係者は20日、2007/08年度の国内小麦生産が目標の2400万トンに到達しない可能性があることを明かした。作付が遅れたことや肥料不足また肥料のコスト高騰、灌漑用水の不足などの影響からイールドが下がっているためという。
また、作付面積が事前に見越していた2100万エーカーより2.5%ほど小さかったことも指摘。国内砂糖価格の上昇を背景に小麦から砂糖きびへ乗り換える農家があったことを理由に挙げている。現在は2100万から2200万トンの生産になるのを見通しているといい、国内需用またアフガニスタンで求められる100万トンを賄うには足りないと述べた。
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ブラジルペトロブラスの2月国内石油生産は前月から小幅減少
[エネルギー]
ブラジル国営石油のペトロブラスが19日に明らかにしたデータによると、同社の2月国内石油生産は日量182万2,000バレルと前月の182万6,000バレルから小幅減少した。海外拠点での生産量は日量11万9,600バレルと前月の12万1,700バレルから減少した。天然はガスの生産は国内が日量4,900万立方メートルと前月の4,630万立方メートルから増加、海外生産は日量1,750万立方メートルと前月の1,790万立方メートルから減少した。国内、海外を合わせた石油と天然ガスの生産量は、原油換算で日量235万2,000バレルと前月の234万5,000バレルから小幅ながら増加した。
今年は新たに5ヶ所の海上油田でプラットフォームが稼動を予定しており、日量50万バレル生産増が見込まれている。また、昨年稼動を開始したプラットフォーム5ヶ所の生産量は今年に入ってほぼ生産能力一杯に達しており、生産は予想通りに増加したという。
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