2008年03月04日(火)
ABARE、2008/09年度世界砂糖生産2.0%減の見通し
[砂糖]
豪農業資源経済局(ABARE)は4日に発表した四半期ごとの商品レポートで、2008/09年度の世界砂糖生産が前年比2.0%減の1億6560万トンになると見通した。一方、2009/10年度には前年比プラスに転じ、そのまま2012/13年度まで増加基調が続くと予想。
しかし、中期的な生産見通しでカギはブラジルという。ABAREは砂糖きび収穫、また同国の砂糖とエタノールの生産比率を指摘。ブラジルの砂糖生産比率は2007/08年度の47%から2012/13年度に40%に下がると予想している。また、欧州連合では、砂糖ビート産業改革に伴い生産が落ちるのを見越している。
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米クラフト、同業他社に追随してコーヒー製品値上げ
[コーヒー]
米食品大手クラフト・フーズは4日、コーヒー製品の値上げしたことを発表した。対象は「マックスウェル・ハウス」ブランド及び「ユーバン」ブランドのコーヒー製品で、両ブランドの11−13オンスの挽き豆缶を20セント、インスタントコーヒーを1オンスあたり3セントそれぞれ引き上げた。
プロクター・アンド・ギャンブルがまず値上げを決め、次いでイタリア飲料品メーカーの米子会社マッシモ・ザネッティUSAも実施。クラフトも両社決定に追随した。3社とも約3週間ぶりの価格引き上げで、それぞれ前回値上げ後も生豆価格の上昇が続いたことを理由に挙げている。
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2008年ロシア穀物生産、前年比300万トン増加見通し・農相
[穀物・大豆]
ロシア大統領府広報によると、ゴルデイエフ農相がプーチン大統領に対して今年の穀物収穫が前年より300万トン増えて8500万トンになるとの見通しを示した。30万ヘクタールの農地を新しい技術導入や肥料の使用によって開拓する計画を明かしたという。また、燃料、種子ともに作付に十分な量を確保しているといい、機材の準備も昨年より速いペースで行なわれていることを伝えた模様。農相は、穀物価格の上昇で農家の生産意欲が高まっていると説明したとも報じている。
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インドの2月金輸入は11トン、前年の59トンから大幅に減少
[メタル]
ボンベイ・ブリヨン協会の幹部が4日に明らかにしたところによると、インドの2月金輸入は11トンと前年同月の59トンから大幅に落ち込んだ。価格上昇によって需要が鈍っており、年初からの2ヶ月でも16トンと前年の112トンを大きく下回っている。
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ナイジェリア南部の中心都市で外国人労働者が誘拐される
[エネルギー]
ナイジェリアの警察関係者の話によると、同国南部油田地帯の中心都市ポートハーコートで4日、高速道路の建設現場から外国人労働者1名が武装グループによって誘拐されたという。労働者の国籍など詳細はまだ明らかになっていない。ポートハーコートではこれより前に、地元政府の元トップの子供2名が誘拐される事件も起きており、同地域の治安は依然としてかなり悪い状況にあるようだ。
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2008年03月03日(月)
2月ISM製造業指数は48.3に低下、予想はやや上回る
[経済指標]
米供給管理協会(ISM)によると、2月の製造業景況感指数は48.3だった。前月に7ヶ月ぶりに前月から上昇したのが再び下げに転じ、好不調の分岐点である50割れにも戻った。しかも2月は2003年4月以来の低水準更新である。ISMは、新規受注や受注残などの不調を指摘し、また在庫が適正水準にあることから価格上昇と生産規模の落ち込みが最大の懸念との見方も示している。
雇用が46.0となった。4ヶ月連続して50を下回り、2003年9月以来の低水準を更新。新規受注は49.1、3ヶ月連続して節目を割った。輸出受注は56.0とまだ拡大基調は維持しているが、前月よりやや低い。受注残は45.0になり、こちらは5ヶ月続けて節目割れである。生産が50.7。前月から5ポイント近く下がり、活動がほぼ横ばいを示す水準だ。在庫は49.1。2006年5月から50を超えたことはない。
価格指数は75.5だった。前月の76.0より僅かにも低いが、それでもなお2006年7月以来の高水準である。また、ほとんど業界でコスト負担を訴えている。具体的には飲食品セクターからプラスチック価格が高止まりといった報告が聞かれているという。
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米政策金利は低過ぎる・NABEエコノミスト調査
[金融・経済]
全米ビジネス経済協会(NABE)が3日に発表した最新の経済及び政策に関する調査によると、会員エコノミストの間で現行の政策金利を低すぎるとの見方が強まっている。調査対象である250人を超えるエコノミストのうち、現行の金融政策を適正と見ているのは48%と半数割れとなった。昨年8月の調査での72%、また一年前の91%も大きく下回る。また、金利を低すぎるとの見方は前回調査の3倍となる34%だった。それでも、向こう6ヶ月間の金利見通しになると、低下を見込んでいる向きが約半分を占めた。
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中国商務部長、主要農産物輸入増加の可能性示唆
[穀物・大豆]
中国の陳商務部長は3日、国内需要とインフレの対策として主要農産物の輸入を増やす可能性を示唆した。政府は当面、輸出入状況を監視し、供給の引き上げを検討する意向とした。
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1-2月のインドコーヒー輸出、前年比5.4%増
[コーヒー]
インドのコーヒー協会によると、1-2月の同国コーヒー輸出は前年比5.4%増の3万5877トンだった。種類別ではロブスタ種は2.5%限の1万3764トンだったものの、アラビカ種hさ20.7%多い1万290トン。インスタントコーヒーは3.7%増の1万3764トンだった。輸入は5731トンで、一年前を5.7%上回った。
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OPECはベネズエラを支援し団結力を示すべき、リビア代表
[エネルギー]
リビアのガーネム国営石油代表は3日、ダウジョーンズのインタビューに答え、OPECはベネズエラとエクソンモービルの法廷闘争において、ベネズエラを支援するべきとの考えを示した。ベネズエラがこの問題を5日に開かれる総会の議題とした場合、OPECは規定によって協議しなければならず、リビアはベネズエラを支持する用意があるという。少なくともOPECはその団結力を示すべきと主張した。
代表はまた、総会では生産据え置きが決定されるとの見方も改めて示した他、市場の変動が激しいことから、状況を把握するため、その後すぐに臨時総会を開く可能性があることも示唆した。
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