2008年03月20日(木)
ロシア、穀物輸出関税の有効期限を延長・農相
[穀物・大豆]
ロシアのゴルデイエフ農相は20日、穀物輸出関税の有効期限をこれまで予定していた4月30日から7月1日まで延長するとの声明を発表した。国内在庫を確保しまた世界的な価格高騰による地元市場への影響を防ぐためという。公式発表は間もなくとしている。
一方で、農相は2008/09年度の穀物生産が8500万トン、また1500万トンが輸出可能になるとの見通しも示した。生産について前年より300万トンほど増加が見込まれ、この結果、前年並みの出荷の見方と述べた。
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3月フィラデルフィア連銀指数はマイナス17.4、前月から下げ渋り
[経済指標]
フィラデルフィア連邦準備銀行が発表した3月の企業景況感指数はマイナス17.4となった。4ヶ月続けてゼロを下回ったが、前月に2001年2月以来となるマイナス24.0に落ち込んだのからは下げ渋り。指数が前月を上回ったのは6ヶ月ぶりである。市場予想と比べても僅かながら高い。
活動別では、新規受注がマイナス9.3、出荷がマイナス6.3だった。いずれも3ヶ月連続のマイナス圏だが、前月より高く、縮小ペースが鈍ったことも示す。しかし、受注残、納期、在庫は引き続きマイナス圏にあるうえ、前月から一段と低下した。雇用は前回調査でプラス転換したのが再びゼロを下回った。しかも、マイナス4.7と2003年6月以来の低水準だ。
物価については、生産コストを示す支払い指数が前月の46.6から54.4に上がった。2005年1月以来の高水準。反面、販売価格を示す受取り指数は21.2と前月の24.3より低い。
向こう6ヶ月の見通しを表す指数はマイナス0.5だった。2ヶ月連続してゼロを下回りながらも、前月のマイナス16.9だったのと比べて悲観ムード蛾大きく薄れたことを示す。新規受注がマイナス7.8からプラス8.5に著しく立ち直り、雇用もマイナス8.8からプラス0.6に回復。出荷は10.8と前月を上回り、やはり見通し改善を表す。しかし、受注残や納期、在庫については前月以上に縮小が進む見通しとなった。設備投資はマイナス2.7。2001年2月以来でゼロを割り込んだ。
物価の上昇見通しが強まった模様である。支払い見通し指数が前月36.8だったのに対して64.1と2005年9月以来の高水準。受取り見通し指数は32.1から36.2に上がり、前月下がった分の大半を戻した。
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韓国、小麦やコーンなどの輸入関税撤廃へ
[穀物・大豆]
韓国大統領府は20日、小麦やコーンなど価格変動の激しい70種類の商品輸入に課している関税を撤廃することに決めたと発表した。国内のインフレ上昇を抑えるのが狙いという。李大統領が議長を務めた経済会議での討議の結果といい、石油や他の原材料の価格高騰への懸念が背景にあったことを明かした。具体的な物価対策は来週作成の予定としている。
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07/08年度パキスタン小麦、事前目標に到達しない可能性
[穀物・大豆]
パキスタン農務省関係者は20日、2007/08年度の国内小麦生産が目標の2400万トンに到達しない可能性があることを明かした。作付が遅れたことや肥料不足また肥料のコスト高騰、灌漑用水の不足などの影響からイールドが下がっているためという。
また、作付面積が事前に見越していた2100万エーカーより2.5%ほど小さかったことも指摘。国内砂糖価格の上昇を背景に小麦から砂糖きびへ乗り換える農家があったことを理由に挙げている。現在は2100万から2200万トンの生産になるのを見通しているといい、国内需用またアフガニスタンで求められる100万トンを賄うには足りないと述べた。
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ブラジルペトロブラスの2月国内石油生産は前月から小幅減少
[エネルギー]
ブラジル国営石油のペトロブラスが19日に明らかにしたデータによると、同社の2月国内石油生産は日量182万2,000バレルと前月の182万6,000バレルから小幅減少した。海外拠点での生産量は日量11万9,600バレルと前月の12万1,700バレルから減少した。天然はガスの生産は国内が日量4,900万立方メートルと前月の4,630万立方メートルから増加、海外生産は日量1,750万立方メートルと前月の1,790万立方メートルから減少した。国内、海外を合わせた石油と天然ガスの生産量は、原油換算で日量235万2,000バレルと前月の234万5,000バレルから小幅ながら増加した。
今年は新たに5ヶ所の海上油田でプラットフォームが稼動を予定しており、日量50万バレル生産増が見込まれている。また、昨年稼動を開始したプラットフォーム5ヶ所の生産量は今年に入ってほぼ生産能力一杯に達しており、生産は予想通りに増加したという。
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2008年03月19日(水)
ニカラグアの2月コーヒー輸出は前年比65.8%増
[コーヒー]
ニカラグア輸出センター(Cetrex)は18日に米通信社ダウ・ジョーンズに対し、2月のコーヒー輸出が前年同月を65.8%上回る12万3661袋だったと明かした。07/08年度(10月-9月)は2月までで計47万2097袋となり、前年同期に比べて33.7%増加。
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2月の米差し押さえ件数、3ヶ月ぶりに前月比マイナス
[金融・経済]
米不動産情報のリアルティトラックが発表した月次レポートによると、2月の差し押さえ件数は22万3651件となった。前月比4.0%減少し、3ヶ月ぶりのマイナス転落である。しかし、前年同月との比較では59.8%のプラスで増加基調を維持し、しかも伸びペースは前月時点の57.0%からやや速まった。また、リアルティトラックは昨年2月の差し押さえ件数が前年比で2割弱の伸びだったことを取り上げ、まだピークに達していないことを示すとコメントしている。
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石油在庫統計:原油は小幅増にとどまる一方、ガソリンは大幅減
[エネルギー]
米エネルギー省が発表した在庫統計によると、3月14日現在の米国内民間原油在庫は前週から13.3万バレル増加した。輸入が大きく落ち込んだことなどから予想を下回る小幅積み増しにとどまった。一方、ガソリン在庫は344.7万バレルの大幅取り崩し、ディーゼル燃料や暖房油となる留出油も291.0万バレル減少しており。かなり強気の内容といえるだろう。製油所稼働率も83.8%と1.15ポイント低下、4週ぶりに84%を下回った
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2008年収穫ロシア穀物、作付は前年比190万ヘクタール増加見通し
[穀物・大豆]
ロシア農務省は19日、2008年収穫の穀物について作付が前年比190万ヘクタール増加し4720万ヘクタールになるとの見通しを発表した。内訳は春作物が3100万ヘクタール、冬作物1620万ヘクタール。冬作物の生育状態は良好ともいう。
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中国紙、穀物備蓄絡む汚職疑惑を報道
[穀物・大豆]
中国紙は19日、国内の穀物備蓄に絡む汚職疑惑を報じた。報道では、備蓄が底をついていることを隠して備蓄を一定水準に保つための補助を受けるためにデータを偽る備蓄担当者があるとの政府顧問を務める著名科学者による発言などが取り上げられている。政府は既にこの科学者が指摘する地域での調査を始めたという。
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