インド農務省が25日発表したデータに発表によると、6月1日-7月25日の砂糖きび作付は437万ヘクタールとなった。前週をやや上回るが、前年同期の530万ヘクタールと比べるとまだ作業が遅れている。夏の作付は6月から9月に行われ、モンスーンの雨量により左右される。

米商務省によると、6月の新築一戸建て住宅販売は年率で前月比0.56%減の53万戸となった。2ヶ月連続ダウンだが、5月の販売件数が速報値52万1000戸から53万3000戸に改定されたのが背景にある。市場予想は上回った。

販売は市場別にみると前月比まちまちだった。南部で2.01%減少し、3-5月のデータ修正もあって3ヶ月ぶりのマイナス転落。西部は0.87%落ち、11 万4000戸と1990年 10月以来の低水準となった。一方、北東部で5.26%増加した。中西部では2.47%増の8万3000戸。昨年11月以来の高水準だ。前年比較では全市場再び減少し、全国あわせて33.17%落ちた。

住宅ストックが前月比5.33%減の42万6000戸となった。10ヶ月連続ダウンで、 2004年11月以来の低水準。住宅ストックは10.0ヶ月分に相当し、前月の10.4ヶ月から下がった。販売価格は中間値で前年比1.95%下落して 23万900ドル。平均値は前年より2.58%低い。

アルゼンチンの農牧取引管理局（ONCCA）によると、国内の小麦在庫は6月30日時点で451万3579トンだった。ただ、在庫を抱える業者の13%からは政府への報告がなかったともいう。

カメルーンのココア・コーヒー局（NCCB）によると、6月のロブスタコーヒー輸出は4217トンだった。前年同月を 36.7%上回るが、前月比は0.2%減少。昨年10月に始まった2007/08年度出荷は6月までの9ヶ月間で1万7979トン。前年同期は2万 6686トンだった。

国際コーヒー機関（ICO）高官は米通信社ダウ・ジョーンズとのインタビューで、世界的な景気不安が強い中でも世界のコーヒー消費は年1.7-2.0%増加のトレンドを続けるとの見通しを示した。グルメコーヒーから比較的安価なブランドへの乗り換えきはあっても、家計の引き締めがコーヒー消費に響くことはないとコメント。コーヒーショップでの消費を減らし、その分自宅や職場で増やすようになるかもしれないが、現時点で需要低下のサインはないという。

同氏は2008年の世界需要について1億2500万袋と推定した。このうち、コーヒーチェーンのスターバックするが占める比率は2%をやや上回る程度という。一方、中国やインドでコーヒー人気が出始めていることに関しては、主要消費国などと比較すると量的にまだ小さいとした。消費拡大が進んでいるのはブラジルとも指摘している。

全米不動産協会が一戸建てとコンドミニアムあわせて算出した中古住宅販売は6月に年率換算で前月比2.61%減の486万戸となった。5月に3ヶ月ぶりのプラス転換となったのが再び減少し、しかも10年ぶりの低水準である。市場予想も下回った。市場別でみると、北東部の販売が6.59%と最もきつい落ち込み。中西部と南部ではそれぞれ3%よりやや大きいマイナスだった。西部だけが0.98%増加で、小幅ながらも4ヶ月連続プラス。前年比較すると全体で 15.48%減り、市場別でも軒並み前年割れとなった。

住宅ストックは前月比0.18%増の449万戸だった。販売減少も手伝って、ストック/販売比率は11.1ヶ月。4月に記録した過去最高11.2ヶ月に次ぐ高水準である。販売価格は中間値で21万5100ドルだった。前年同月と比べて6.07%下落。中西部だけが上昇し、ほかは揃って前年割れだ。このうち北東部と西部は1割を超える値下がりとなった。平均値にしても前年より低い。

米労働省が発表した19日までの週の失業保険新規申請件数は前週比3万4000件増の40万6000件となった。40万件を超えたのは3週間ぶりで、水準的には3月29日までの週以来の高さである。市場予想も上回った。また、前週の申請件数は速報段階での36万6000件から37万2000件に改定。

雇用情勢をより良く映すといわれる4週平均は38万2500件だった。前週時点での37万8000 件（修正値）を上回り、3週間ぶりの高水準。

豪ニュークレストマイニングが24日に明らかにした四半期レポートによると、同社の4-6月期における金生産は43万 5,120オンスと前期比で1.4%減少した。前年同期比では6.1%の減少となる。キャッシュコストは1オンス276豪ドル(265米ドル)と前期の 285豪ドル、前年同期の280豪ドルからやや低下している。6月末に終了する07/08年度の生産は178万1,182オンスと前年比で10.1%増加し過去最高を記録。テルファー鉱山における生産がメンテナンスのため2万から2万5,000オンス少なくなった意外は、ほぼ当初予想を達成できたという。

ナイジェリアの石油労組ナイジェリア石油天然ガス労働者組合(Nupeng)の代表は24日、国内石油製品価格の引き上げに反対するため、油田労働者を含むゼネストを行う用意があることを明らかにした。現在政府に対してディーゼル燃料や灯油価格引き上げの問題解決とタンクローリーの運転手に対する賃金引上げを要求しており、回答が得られなかった場合は来週火曜に会合を開いてストを決行するかの判断を下すという。タンクローリーの運転手は2週間前にディーゼル価格が2.5倍に引き上げられたことに抗議してストを行ったが、今回はその第2弾になるという。代表はまた、ストは予告なしにいつでも行われる可能性があるとも警告した。