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2008年07月11日(金)

フランス政府、2008/09年度軟質小麦生産19.1%増見通す
 [穀物・大豆]

フランス農林水産省は11日、2008/09年度軟質小麦生産について前年比19.1%増の3664万1000トンと見通していることを明かした。過去5年平均と比べると10.7%増加の見方という。デュラム小麦は216万トンと推定、前年比9.1%増、過去5年平均と比べて12.1%アップをみている。

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独FOリヒト、2007/08年度世界コーヒー生産推定引き下げ
 [コーヒー]

独調査会社FOリヒトは11日、07/08年度の世界コーヒー生産を前年比11.0%減の1億2110万袋と推定していることを発表した。これは11月時点で見越していたよりも300万袋少ない。

一方、08/09年度の生産については1億3970万袋と見通しており、ベトナムとブラジルの生産増加が全体を押し上げるという。また、現時点の供給が減ったいるため、生産が膨らんでも需給だぶつきにはならないとコメントしている。

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ブラジル農務省、コーヒーセクター向けに追加融資設定
 [コーヒー]

ブラジル農務省は11日、国内コーヒーセクター向けに追加融資枠を設ける意向を示した。これで2008/09年度の低金利融資は10億300万レアル(8億1200万ドル)となる。

Posted by 直     

USDA需給:コーン期末在庫は予想以上、小麦、大豆は予想通り
 [穀物・大豆]

米農務省(USDA)が発表した需給報告によると、08/09年度の米国内小麦需給は生産が24億6,100万ブッシェルと前月から2,900万ブッシェルの上方修正。先月末に発表された四半期在庫で07/08年度の期末在庫が3億600万ブッシェルに修正されたことと加え、供給量は全部で8,000万ブッシェル引き上げられた。一方需要は飼料および残余の需要が軟質赤色種を中心に3,000万ブッシェルの引き上げられた。期末在庫は5億3,700万ブッシェルと前月から5,000万ブッシェルの引き上げと、ほぼ市場予想通りの結果となった。

国内コーン需給は07/08年度の需要が飼料、食糧ともに引き下げられたため期末在庫が1億6,500万ブッシェルの大幅上方修正となった。08/09年度は生産こそ2,000万ブッシェルの引き下げとなったが、需要は飼料需要が5,000万ブッシェル引き上げられる一方でエタノールを中心に食糧や工業需要が6,500万ブッシェル引き下げられたため、期末在庫は8億3,300万ブッシェルと前月から1億2,900万ブッシェルの引き上げとなった。在庫は両年度とも市場予想を上回った。

08/09 年度の国内大豆需給は生産見通しが収穫面積やイールドの引き下げによって1億500万ブッシェルの大幅下方修正。需要でも圧搾が1,000万、輸出が 5,000万ブッシェル引き下げられるなどしたものの、生産の修正がそれを上回り期末在庫は1億4,000万ブッシェルと3,500万ブッシェルの下方修正となった。大豆ミール、大豆油は生産見通しが圧搾の伸び悩みによる引き下げられたものの、需要もほぼ同様に下方修正されたため、在庫に特に大きな修正は見られなかった。大豆油はバイオ燃料需要が1億ポンド引き下げられたのが目に付いた。

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5月貿易収支は597.9億ドルの赤字、予想外の赤字縮小
 [経済指標]

米商務省が発表した5月の貿易収支は前月比1.17%減少して597億9000万ドルの赤字となった。予想外の赤字縮小である。なお、4月の貿易赤字は速報段階での609億100万ドルから604億9800万ドルに改定。年初からの5ヶ月間で2952億800万ドルの赤字となり、これは前年同期を 1.35%下回る。

輸出が0.89%増え、このうちモノが前月を0.70%上回った。いずれも2ヶ月連続プラスだが、前月から大きく伸び悩んだ。項目別では工業品が3.77%と2月以来の高い伸び。自動車関連、消費財も2ヶ月続けて増えたが、前月よりペースはスローダウンした。一方、飲食品・飼料は1.63%減少し、昨年10月以来のマイナス転落。資本財は1.58%ダウン。今年に入って資本財輸出が増加したのは4月だけで、5月は再び不振だったことになる。サービス輸出は1.35%増え、これは1月以来の大幅アップだ。

輸入は0.32%増えた。やはり2ヶ月続けての増加だが、ペースは鈍り、また輸出以上の緩やかな伸びである。モノの輸入が0.17%アップ。消費財は3.78%増えて2月以来の高い伸びとなったが、食品関連、資本財はそれぞれ前月を下回る増加だった。自動車関連は3.92%と2ヶ月ぶりに前月より減少。

工業品も0.49%ダウンに転じ、中でも石油製品や天然ガスなどエネルギー関連が落ち込んだ。原油も季節調整後では前月比マイナス。ただし、原油輸入は季節調整前だと6.49%増加。買い付け規模は日量9484バレルで前月を6.12%下回ったが、単位価格が106.28ドルと初めて100ドルの大台に乗せる上昇となったのが輸入額増加の背景にある。

物価上昇を考慮した実質値(リアルマネー)ではモノの赤字が前月比6.62%減の466億7900万ドルだった。石油関連が1割を超える落ち込みとなる反面、非石油は1.90%増えた。

国別で赤字最大の対中国が210億4900万ドルとなり、前月から4.00%膨らんだ。二番目に赤字規模の大きい対日は前月を33.27%下回って50億 4600万ドル。カナダやメキシコとのギャップも縮小。石油輸出国機構(OPEC)に対する赤字は14.88%増え、OPEC加盟国別でもベネズエラやサウジアラビアなどとの不均衡が進んだ。

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2008年07月10日(木)

6月の米小売販売、景気刺激策効果で前月以上の伸び
 [金融・経済]

米小売大手各社が10日に発表した6月の販売結果で、景気刺激策が2ヶ月連続して寄与した。国際ショッピングセンター協会(ICSC)が各社データを集計した結果、6月の既存店売上高は前年同月比4.9%増加。ICACの事前予想2.5-3%増を上回り、また5月以上の高い伸びでもある。

米連邦政府は5月に景気刺激策として税金還付の小切手送付を開始し、6月には税金の払い戻しもより本格化。このため、前月以上の小切手効果がでたとみられる。しかも、気温上昇で季節用品の需要が上向いたことや父の日、夏のセールも販売増加に寄与した。

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Posted by 直     

米国、年内のブラジル産エタノール輸入は最低30億リットル見通し
 [砂糖]

商品調査会社FCストーンは10日、米国が年内にブラジルから少なくとも30億リットルのエタノールを輸入する見通しを示した。米国でエタノール価格が高騰しており、ブラジル産が割安のためという。また、米国が1ガロン(3.785リットル)0.54ドルの輸入関税を撤廃した場合には買い付けがさらに膨らむのも見込む。

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失業保険申請件数は前週から5.8万件減少、予想下回る
 [経済指標]

米労働省が発表した5日までの週の失業保険新規申請件数は34万6000件となった。4月19日までの週以来の低水準。市場予想も下回った。前週比は5万 8000件減少で、これは2005年9月以来の大幅マイナスである。労働省によると、自動車やほかの製造業でのレイオフが膨らむ傾向にあることを背景に季節調整済みでもなお7月初めの統計はぶれやすい。当局では、次週の増加を見通している。

雇用情勢をより良く映すといわれる4週平均は38万500件だった。前週時点での39万500件(修正値)を下回る。

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世界石油需要の伸びはトレンドを大きく下回る、IEA
 [エネルギー]

国際エネルギー機関(IEA)は10日に発表した月報で、09年度の石油需要を日量8,770万バレルと推定、前年から 86万バレル、1.1%増加するとした。08年度の需要の伸びは前月から9万バレル引き上げた。欧米諸国の需要の伸び悩みにより、08年、09年の需要の伸びはトレンドを大きく下回るとしている。OPECの6月生産はサウジの増産などにより日量3,240万バレルと前月から35万バレル増加。この他、5月末時点での在庫は需要の53.5日分と過去5年平均をやや上回る水準にあるとした。

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南アフリカの5月金生産指数は前月から1.5%上昇
 [メタル]

南アフリカ統計局が10日に明らかにした月次データによると、同国の5月金生産指数(2000 年=100)は季節調整値で52.6と前月から1.5%上昇した。年次では52.0と前年同月から11.6%のマイナスとなっている。金以外の鉱物を含めた全体では前月から2.6%上昇、前年比でも0.6%のプラスとなった。

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