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2009年02月18日(水)

FRB、2009年米成長率見通し引き下げ
 [金融・経済]

米連邦準備理事会(FRB)は18日、向こう3年間の米経済見通しを発表した。これは、FRB理事および今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーである地区連銀総裁が1月の会合で話し合った見通しで、2009年の成長率予想レンジが1.3-0.5%減少。昨年10 月時点ではマイナス0.2%からプラス1.1%のレンジで見越していたが、今年はマイナス成長で終わるのを確実視している格好となった。しかし、2010 年については2.3-3.2%増の予想から2.5-3.3%増に引き上げ。2011年には3.8-5.0%の伸びを見通しており、やはり前回報告での初回予想レンジ2.8-3.6%を上回る。

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Posted by 直     

OPECによる石油価格安定への取り組みを支援、米エネルギー長官
 [エネルギー]

米エネルギー省のチュウ長官は18日、電話による記者会見に応じ、石油価格の安定は世界全体が望んでいるこだとした上で、OPECによる価格安定のための取り組みを支援する姿勢を示した。また、OPECに対して減産を見送るような圧力を掛けるのかと問に対しては、自分の権限外のことだと述べるにとどめた。

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コスタリカコーヒー協会、2008/09年度生産見通し引き下げ
 [コーヒー]

コスタリカコーヒー協会が2008/09年度コーヒー生産見通しを引き下げたと伝えられている。米通信社ダウ・ジョーンズの報道によると、協会の最新予測は164万3749袋。従来見越していた182万2000袋からの修正で、前年度比較で約12%減少の見方である。

協会が見越している通りの生産にとどまると、近年でも極めて少ない規模になるという。当初から昨年10月から11月にかけての悪天候による影響懸念を示していたが、収穫が始まって作業が遅れたままであることから見通し改定になったとのことだ。

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仏ONIGC、08/09年度の自国軟質小麦生産推定据え置き
 [穀物・大豆]

仏穀物局(ONIGC)は18日に発表した国内穀物レポートで、2008/09年度の国内軟質小麦生産推定を約3720 万トンとし、これは前年から21%増の見方である。前月報告での推定でほぼ据え置き。また、コーン生産推定も一年前から1割増の1570万トンを保っている。

一方、欧州連合圏内でのコーン出荷見通しを530万トンから550万トンに引き上げた。2008/09年度のコーン期末在庫は310万トンと前年度の220万トンを上回る見方。

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1月住宅着工件数は前月比16.79%減、予想以上の落ち込み
 [経済指標]

米商務省によると、1月の新規住宅着工件数は年率換算で46万6000戸となった。1959年に始まった調査史上最低を再び更新し、市場が予想していた以上の落ち込みである。1月は前月比較で16.79減少。これで、7ヶ月連続ダウンだ。なお、2008年11月の着工件数は従来推定65万1000戸から 65万5000戸に改定となった。12月分は速報値56万戸を維持。

全ての市場で前月から落ちた。最大のマイナスを記録したのが北東部で 42.86%。前月に6ヶ月ぶりのプラス転換となったのが再びダウン。しかも、前月の増加以上の減少である。次いで中西部の着工件数が29.33%落ち、南部は12.77%減。いずれも4ヶ月連続で前月を下回った。西部は6.43%、5ヶ月連続のマイナス。住宅タイプ別では一戸建てが12.15%減、5世帯以上の集合住宅は25.00%減った。

前年比は全体で56.20%減少し、全ての地域で前年割れである。北東部では7割を超えるマイナスだった。タイプ別でも一戸建て、集合住宅それぞれ一年前を大きく下回っている。

先行指標となる建築許可件数は前月より4.75%減り、着工件数同様に7ヶ月続けてのマイナスだ。52万1000戸とサンプル数にかかわらず1960年の調査開始以降最小を記録した。市場予想以下でもある

市場別の建築許可はいずれも前月からダウンで、南部が6.94%と最大の減少となった。北東部(3.28%)と中西部(2.38%)、西部(1.75%)はいずれも昨年7月から続けて前月比マイナスである。タイプ別では一戸建てが7.97%ダウンとなったが、集合住宅だと2-4世帯が17.65%増加。5世帯以上は横ばいだった。

1月の建築許可は前年同月比較で50.48%減った。全ての市場、住宅タイプ別で前年から約5割のマイナスを記録している。

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ロシアの09年度金生産は前年比3%増、金生産者組合会長
 [メタル]

タス通信がロシア金生産者組合会長の話として18日に伝えたところによると、ロシアの2009年度金生産は190万トンと、前年比で約3%増加するという。増産分のほとんどはポリアス鉱山とクポル鉱山からのもの。一方小規模探鉱会社へは政府の支援が十分でないため、プレーサー鉱山の生産は減少するという。

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2009年02月17日(火)

セントルイス連銀高官、デフレ懸念表明
 [要人発言]

セントルイス連銀のブラード総裁は17日の講演で、デフレが新たな経済リスクであるとの見解を示した。コア物価について最近の統計ですでに横ばいあるいは低下を確認しており、また少なくとも今年前半は世界的な景気後退が続く見通しであることから、目先一段と落ちる可能性があると指摘。デフレによって住宅差し押さえがさらに拡大などのリスクがあることを取り上げ、事実上ゼロ金利政策の下で米連邦準備理事会(FRB)はデフレを抑える措置を講じる必要があると述べた。

総裁は、マネーサプライ拡大の必要性を強調し、1970年代にボルカー元FRB議長が取り入れたサプライターゲットを提案した。平時には決してマネーターゲットの導入を支持することはないが、ゼロ金利の現状では止むを得ないとのこと。バランスシートの拡大に至ることを認識しながらも、一時的な現象であり、また将来インフレを加速させることもないとした。

Posted by 直     

2月住宅市場指数は前月から1ポイント上昇
 [経済指標]

全米住宅建設業協会(NAHB)が発表した2月の住宅市場指数(HMI)は9となった。前月の8より上がり、前月を上回ったのは昨年9月以来だ。それでも、指数は1月に過去最低、2月は史上2番目の低水準で、年初からビジネスは極めて不調ということになる。

一戸建て住宅販売の現状を示す指数が前月の過去最低から1ポイント上がって7となった。見込み客の活況度を表す指数は11。前月の8から上昇し、これで3ヶ月連続アップである。しかし、見通し指数は2ポイント低下し、15と1985年に調査が始まってから最低を更新した。協会チーフエコノミストは、住宅差し押さえの増加による需給だぶつきと価格下落懸念を背景に見通し指数が下がったとしている。

NAHB会長は住宅市場がなお振るわないことを認識する一方、先週に議会が可決した景気対策によるてこ入れに期待を示した。

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世界砂糖市場、09/10年度も供給不足見通し・ザルニコフ
 [砂糖]

国際商社ザルニコフのアナリストは17日の業界会議で、世界砂糖市場において2009/10年度は再び供給不足になるとの見方を示した。同社では、インドの不作を理由に2008/09年度の約580万トン供給不足を見越している。このアナリストは、次年度も引き続きインド要因で需給が逼迫としている。ただ、具体的な逼迫規模についての言及はなかった。

Posted by 直     

OPECに減産を行う必要があるのは明らか、イラク石油相
 [エネルギー]

イラクのシャハリスタニ石油相は17日、カタールのドーハで開かれた会議で、石油需要はこれまで同様に減少を続けており、OPECに減産を行う必要があるのは明らかだと、3月の定例総会で追加減産が決定されるとの見方を示した。ブルームバーグが伝えた。

Posted by 直     

豪ABARE、小麦生産推定を引き上げ
 [穀物・大豆]

豪資源経済局(ABARE)は17日、四半期ごとに発表するクロップレポートで2008/09年度小麦生産推定を上方修正した。昨年12月時点で見越していた1996万9000トンから2139万7000トンに改定。前年比64.10%増の見方である。これで2回連続しての引き上げ。イールドは1.47トンから1.58トンに上方修正し、一年前の1.06トンも上回る。

ABAREによると、収穫はほとんどの地域で完了している。サウス・オーストラリア州を除いて11月の降雨に見舞われ、冬作物の品質に影響を及ぼしたという。

Posted by 直     

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