2009年02月24日(火)
08/09年度世界砂糖需給430万トンの供給不足・ISO
[砂糖]
国際砂糖機関(ISO)は24日に発表した四半期ごとの市場レポートで、2008/09年度の世界砂糖需給について 430万トンの供給不足になるとの見通しを示した。昨年11月の前回報告で360万トンとしていた以上の供給不足をみている格好で、インドの生産下方修正を理由にしている。世界砂糖生産予測を1億6230万トンから1億6153万トンに引き下げ、これは前年比4.2%減になる。
需要は前年を.1億6590万トンで据え置いた。前年を2.2%上回るのをみている。世界的な景気スローダウンによる消費への影響について、2008/09年度年内は最小限にとどまるとした。
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アルゼンチン取引所、08/09年度コーン生産見通し引き上げ
[穀物・大豆]
アルゼンチンのブエノスアイレス取引所は24日に発表した作柄報告で、2008/09年度コーン生産見通しを引き上げた。前週時点で1370万トンをみていたのから1380万トンに改定。先週の降雨が背景にある。ただ、取引所は収穫が始まり、これまでの干ばつ要因によりイールドは不調とも指摘。生産見通しを上方修正したが、前年からは約36%減少の見方であり、減反、感想による作柄被害で刈り入れを見送る向きもあることを理由にしている。
前週の降雨は2008/09年度大豆の作柄改善に寄与したとの見解を示した。ただ、ブエノスアイレスとサンチャゴ・デル・エステロ隔週南部やラパンパ、コルドバ、サンタフェ各州の北部ではその前の降雨による影響があったことも認識。取引が見越す4000万トンの収穫達成には向こう2-3週間の継続的な雨が必要という。
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12月ケースシラー住宅価格指数、20都市総合は前年比18.55%下落
[経済指標]
米調査会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が24日に発表した2008年12月のS&Pケース・シラー住宅価格指数は10都市総合で前月比2.31%低下した。30ヶ月連続下がり、また12月は3月以来の大幅ダウン。20都市総合では29ヶ月続けて前月割れである。2.52%と 2月以来の大きなマイナスとなった。
20 都市全てが前月を下回り、最大の落ち込みはフェニックスの5.06%だった。このほか、ラスベガスで4.81%、ミネアポリス4.60%それぞれ下がって、上位3位となる。逆に都市別で最小の値下がりだったのはボストンの1.28%。デンバーとニューヨークも2%を下回る低下だった
12 月の指数を前年比較すると、10都市総合が19.19%下がり、 20都市総合は18.55%低下だった。いずれも新たに過去最大の落ち込みを記録し、全都市で前年から一段とダウン。前年比でもフェニックスの 33.96%が最大のマイナスである、次にラスベガス32.98%。サンフランシスコが31.24%と3番目だった。一方、デンバーの4.00%が最小マイナス。続いてダラス4.27%、クリーブランド6.12%となる。
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クウェート国営石油子会社、インドネシアに2-3億ドルを投資
[エネルギー]
クウェート国営石油子会社のクウェート海外石油開発(Kufpec)は24日、現在日量1万5,000バレルとなっているインドネシアにおける生産量を2倍に増やすため、近々2億から3億ドルの投資を行う予定であることを明らかにした。生産量の拡大は短期間のうちに行う予定で、インドネシアの生産施設や埋蔵の買収を進める計画だという。
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2008/09年度インド砂糖生産、前年比37.3%減少に・農相
[砂糖]
インドのパワール農相は24日に記者団に対し、2008/09年度の砂糖生産が1650万トンになるのを見越していると明かした。前年度の2630万トンから37.3%減少の見方で、従来推定1800万トンから引き下げた格好でもある。100万トンを買い付け済みとの業界情報に触れ、さらに50万-100万トンを輸入する可能性があると述べた。
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2009年02月23日(月)
エコノミスト見通し、2009年マイナス成長に修正・NABE
[金融・経済]
全米ビジネス経済協会(NABE)は23日、米経済性が2年連続マイナス成長になるとのエコノミスト調査結果を発表した。調査は47人のエコノミストを対象に行い、2009年実質国内総生産(GDP)予測が10-12月期ベースで前年比0.9%減。2008年に0.2% 減だったことから、さらなる景気悪化を見越している格好だ。また、昨年11月時点での予測0.7%増からマイナスの見方の転じたことになる。一方、 2010年には3.1%増と著しい改善の見方が優勢となった。
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インド、08/09年度アラビカコーヒー生産推定下方修正へ
[コーヒー]
インドのコーヒー局が2008/09年度の国内アラビカコーヒー生産推定を引き下げると伝えられている。局長は米通信社ダウ・ジョーンズに対し、数日内に発表という。また、関係者の話として、当局は昨年11月時点の見通し9万トンから8万トンに改定するとの報道もある。降雨による収穫への影響が背景にある模様。
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2008/09年度フィリピン砂糖生産見通し、一段と下方修正
[砂糖]
フィリピン砂糖規制局の幹部は23日、2008/09年度の国内粗糖生産が200万トンまで落ち込む可能性があることを発表した。シーズン初めに222万トンをみていたのからまず219万トンに引き下げ、このたび新たに下方修正した格好だ。国内平均で前年を17%下回る見方だが、主要生産地では最大25%減少の見通しがあることも示している。
今もなお続く大雨は砂糖きび作柄への影響に加え、収穫や製糖所への輸送も遅らせているという。また、業界では石油ベースの肥料コスト高騰も生産不振の要因として挙がっている。
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OPECは昨年12月の総会における減産を達成、ペトロロジスティクス
[エネルギー]
タンカー調査のペトロロジスティクスは23日、イラクを除くOPEC11ヶ国の2月の石油生産量は日量2,530万バレルと前月から100万バレル減少するとの見通しを明らかにした。サウジの生産量が日量793万バレルと前月から12万バレル減少するほか、イランの生産も 35万バレル減少し日量35万バレルになるという。生産量は昨年9月の水準からから430万バレル減少しており、昨年12月に開いた総会で決定した9月の産油量から420万バレルの減産を全て達成した格好となる。
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