2009年02月23日(月)
エコノミスト見通し、2009年マイナス成長に修正・NABE
[金融・経済]
全米ビジネス経済協会(NABE)は23日、米経済性が2年連続マイナス成長になるとのエコノミスト調査結果を発表した。調査は47人のエコノミストを対象に行い、2009年実質国内総生産(GDP)予測が10-12月期ベースで前年比0.9%減。2008年に0.2% 減だったことから、さらなる景気悪化を見越している格好だ。また、昨年11月時点での予測0.7%増からマイナスの見方の転じたことになる。一方、 2010年には3.1%増と著しい改善の見方が優勢となった。
調査によると、2009年の経済活動の下方修正が進んだ。個人消費支出が従来の0.2%減から1.3%減となった。設備投資では、建物で6.3%、機材・ソフトウエア12.2%それぞれ落ちるのをみている。いずれも、前回調査では3.1%ダウンだった。また、個人消費と企業による建物への投資は2008年に増加したのからマイナス転落の見方。住宅投資は16.0%減の予想となった。11月に見越していたマイナス幅9.1%以上であるが、2008年に 20.8%落ち込んだのからはややペースが鈍化するのをみているようだ。
貿易不均衡の是正が進む見通しは保たれている。ただし、赤字幅予測は3230億ドルから3393億ドルに改定となった。輸出が5.1%減、輸入6.0%減。前回調査では輸出が4.1%像、輸入0.4%減だった。
政府支出だけは上方修正だ。2.8%増となっており、前回著す亜出の2.0%増から引き上げで、ほぼ前年並みの伸び率の見通し。
物価については個人消費支出(PCE)物価コア指数を10-12月期ベースでみて前年比1.8%から1.1%と伸び率を引き上げた。PCE全体で0.5%と前回調査での伸び率予測1.9%を大きく下回る。
Posted by 直