2009年02月25日(水)
ベネズエラはOPEC総会で減産を提案、金融相
[エネルギー]
ベネズエラのロドリゲス金融相は25日、地元テレビのインタビューで、同国は3月に開かれるOPEC定例総会で追加減産を提案する意向であることを明らかにした。プラッツ社が伝えた。加盟国のうち何ヶ国かは同調するとしており、総会に先立って開かれる市場監視委員会(MMC)の報告の内容次第では追加減産を決定することになるという。金融相は、チャベス政権で現在のラミレス石油相の前に石油相の職についていた。
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米欧カナダ合同で代替燃料産業代表する国際機関設立
米国およびカナダの再生可能燃料協会と欧州バイオ燃料協会は25日、代替燃料産業を代表する国際的な機関の立ち上げを発表した。原料となるコーンなどのエタノールへの生産シフトが進みすぎることや環境絡みでの批判に対応するのが目的であり、また世界的なバイオ燃料政策への影響力強化も目指す。国際再生可能燃料連合と名付け、代表する生産国は世界のエタノール生産で6割を占めるという。
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1月中古住宅販売は前月比5.27%減少、予想下回る
[経済指標]
全米不動産協会が一戸建てとコンドミニアムあわせて算出した1月の中古住宅販売は年率換算で前月比5.27%減の449万戸となった。昨年12月に3ヶ月ぶりの増加となったのが再び減少に転じ、市場予想も下回った。
1 月の販売は北東部で14.67%落ちた。南部で5.75%、中西部5.66%それぞれダウン。中西部はこれで4ヶ月連続して前月を下回っている。一方、西部は横ばい。前年比較すると全体で8.55%ダウン。やはり北東部が23.81%と市場別最大のマイナスとなった。中西部の16.67%減、南部 15.90%減と続く。西部は29.03%増加した。
住宅ストックは前月比2.70%減の360万戸だった。ストック/販売比率は 9.6ヶ月分。前月の9.4ヶ月を上回る。販売価格は中央値で17万300ドルだった。前年同月と比べて14.76%下落し、全ての市場で前年割れ。中でも、西部が25.55%下がって市場別で最大だ。次いで北東部の14.72%下落。南部は7.37%のマイナスで、中西部が6.82%ダウンである。平均値にしても全ての市場が前年より下がり、全体で13.35%下落した。
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2009/10年度オーストラリア粗糖生産、前年比6.4%減少見通し
[砂糖]
オーストラリア砂糖農家を代表するケーングローワーズの幹部は25日の業界会議で、2009/10年度の国内粗糖生産が 440万トンになるとの見通しを示した。2008/09年度の470万トンから6.4%落ちる見方。主要生産地クイーンズランド州とニューサウスウェールズ州北部の砂糖きび収穫が2008/09年度に3300万トン以上であるのから3100万トンに減少の見通し。
ケーンズグローワーズは、クイーンズランド州北部の洪水被害を生産不振の理由に挙げている。また、目先も降雨が続く見通しから洪水がらみのダメージが拡大し得ることを指摘し、生産見通し修正の可能性もあるという。
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石油製品の備蓄積み増しを検討、米エネルギー省
[エネルギー]
米エネルギー省高官は24日、ダウジョーンズの取材に答え、オアバマ政権は石油価格が経済の足枷となるような上昇を見せた際には、戦略備蓄の放出も視野に入れた対策を用意する意向であることを明らかにした。備蓄の放出を一時的な供給障害が生じた際に限定してきた前ブッシュ政権の方針から大幅に転換する。また、現在ガソリンやディーゼル燃料といった石油製品の備蓄積み増しを検討中であることも明らかにした。現在の備蓄は、北東部に暖房油が貯蔵されている以外は全て原油となっている。
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2009年02月24日(火)
08/09年度世界砂糖需給430万トンの供給不足・ISO
[砂糖]
国際砂糖機関(ISO)は24日に発表した四半期ごとの市場レポートで、2008/09年度の世界砂糖需給について 430万トンの供給不足になるとの見通しを示した。昨年11月の前回報告で360万トンとしていた以上の供給不足をみている格好で、インドの生産下方修正を理由にしている。世界砂糖生産予測を1億6230万トンから1億6153万トンに引き下げ、これは前年比4.2%減になる。
需要は前年を.1億6590万トンで据え置いた。前年を2.2%上回るのをみている。世界的な景気スローダウンによる消費への影響について、2008/09年度年内は最小限にとどまるとした。
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アルゼンチン取引所、08/09年度コーン生産見通し引き上げ
[穀物・大豆]
アルゼンチンのブエノスアイレス取引所は24日に発表した作柄報告で、2008/09年度コーン生産見通しを引き上げた。前週時点で1370万トンをみていたのから1380万トンに改定。先週の降雨が背景にある。ただ、取引所は収穫が始まり、これまでの干ばつ要因によりイールドは不調とも指摘。生産見通しを上方修正したが、前年からは約36%減少の見方であり、減反、感想による作柄被害で刈り入れを見送る向きもあることを理由にしている。
前週の降雨は2008/09年度大豆の作柄改善に寄与したとの見解を示した。ただ、ブエノスアイレスとサンチャゴ・デル・エステロ隔週南部やラパンパ、コルドバ、サンタフェ各州の北部ではその前の降雨による影響があったことも認識。取引が見越す4000万トンの収穫達成には向こう2-3週間の継続的な雨が必要という。
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12月ケースシラー住宅価格指数、20都市総合は前年比18.55%下落
[経済指標]
米調査会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が24日に発表した2008年12月のS&Pケース・シラー住宅価格指数は10都市総合で前月比2.31%低下した。30ヶ月連続下がり、また12月は3月以来の大幅ダウン。20都市総合では29ヶ月続けて前月割れである。2.52%と 2月以来の大きなマイナスとなった。
20 都市全てが前月を下回り、最大の落ち込みはフェニックスの5.06%だった。このほか、ラスベガスで4.81%、ミネアポリス4.60%それぞれ下がって、上位3位となる。逆に都市別で最小の値下がりだったのはボストンの1.28%。デンバーとニューヨークも2%を下回る低下だった
12 月の指数を前年比較すると、10都市総合が19.19%下がり、 20都市総合は18.55%低下だった。いずれも新たに過去最大の落ち込みを記録し、全都市で前年から一段とダウン。前年比でもフェニックスの 33.96%が最大のマイナスである、次にラスベガス32.98%。サンフランシスコが31.24%と3番目だった。一方、デンバーの4.00%が最小マイナス。続いてダラス4.27%、クリーブランド6.12%となる。
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クウェート国営石油子会社、インドネシアに2-3億ドルを投資
[エネルギー]
クウェート国営石油子会社のクウェート海外石油開発(Kufpec)は24日、現在日量1万5,000バレルとなっているインドネシアにおける生産量を2倍に増やすため、近々2億から3億ドルの投資を行う予定であることを明らかにした。生産量の拡大は短期間のうちに行う予定で、インドネシアの生産施設や埋蔵の買収を進める計画だという。
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2008/09年度インド砂糖生産、前年比37.3%減少に・農相
[砂糖]
インドのパワール農相は24日に記者団に対し、2008/09年度の砂糖生産が1650万トンになるのを見越していると明かした。前年度の2630万トンから37.3%減少の見方で、従来推定1800万トンから引き下げた格好でもある。100万トンを買い付け済みとの業界情報に触れ、さらに50万-100万トンを輸入する可能性があると述べた。
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