2009年03月12日(木)
インド白糖免税輸入、4-6月の選挙前は可能性小さい
[砂糖]
インド政府が4-5月の選挙が終わるまで白糖の免税輸入はないとの観測が政府や業界で強まっている。報道によると、国内需給の逼迫対策として政府は免税輸入を検討している。しかし、インド製糖所協会幹部は、投票に影響を及ぼす可能性があるため、選挙を管理する機関が免税輸入を承認することはないとコメント。
同氏はまた。輸送コストなどから国産価格との開きが出ることを指摘し、実際に許可が下りても買い付けは限られるとの見方を示している。このほか、マハラシュトラ州の組合幹部は、国産と輸入粗糖で需要を賄えるともいい、需給でパニック状態にあるのではないと述べた。
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ストラテジーグレイン、2009/10年度EU穀物生産見通し下方修正
[穀物・大豆]
ストラテジーグレインは12日に発表した月次市場報告で、2009/10年度の欧州連合(EU)穀物生産見通しを前月時点での2億9580万トンから2億9450万トンに引き下げた。前年比は5.5%減少の見方になる。6月時点での在庫について1680万トンと見通しており、これは30万トンの下方修正だ。
最も規模の大きい軟質小麦について、2009/10年度生産見通しをやはり下方修正した。前月報告で 1億3220万トンとしていたのを前年比6.6%減の1億3070万トンに改定。スペインとフランス、英国の作付が事前予想以下であることを理由にしている。2009/10年度のコーン生産見通しは5780万トンから5840万トンに引き上げた。しかし、6.0%減と前年割れの見方には変わらない。また、作付が始まるのは数週間先であることから、生産見通しは流動的ともコメントしている。
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南アフリカの1月金生産指数は前月から0.6%上昇
[メタル]
南アフリカ統計局が12日に発表した月次データによると、同国の1月金生産指数(2000 年=100)は季節調整値で47.4と前月比で0.6%上昇した。季節調整前の指数は42.0で、前年同月から8.7%の低下となる。金以外の鉱物を含めた全体では季節調整値で前月から10.2%低下、季節調整前の前年比は11.0%のマイナスとなった。プラチナ族の生産減少が全体の指数低下の背景にある。
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失業保険申請件数は前週から9,000件増加、予想も上回る
[経済指標]
米労働省が発表した7日までの週の失業保険新規申請件数は65万4000件だった。前週に比べて9000件増加。市場予想も上回った。なお、前週分は速報での63万9000件から64万5000件に上方改定である。
雇用情勢をより良く映すといわれる4週平均は65万件で、これは前週の64万3250件(修正値)を上回った。1982年10月以来の高水準とも伝わっている。
失業保険の継続受給件数は2月28日時点で531万7000件だった。一週間前より1万9300件増加し、過去最高を更新。なお、前週分は速報で1月3日までの週以来の前週比マイナスとなっていたが、510万6000件から512万4000件に上方修正となったことに伴い1月10日から増加を続けたことになった。継続需給のデータは新規申請件数より一週間遅れとなる。
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OPEC総会では減産を提案する、ベネズエラ議会
[エネルギー]
ベネズエラ議会のエネルギー委員会は11日、同国は15日に開かれるOPEC総会で加盟国に対し追加減産を行うよう働きかける意向であることを明らかにした。同国のラミレス大統領は既に減産を支持し、価格を70ドルまで引き上げる姿勢を示しており、それを確認した格好となる。
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2009年03月11日(水)
USDA、 08/09年度米国内砂糖生産を8.5万トン下方修正
[砂糖]
米農務省(USDA)が発表した需給報告によると、08/09年度の米国内砂糖需給は生産が763.0万トンと前月から 8.5万トン引き下げられた。このうちビート糖は2.5万トン、砂糖きび糖は6.0万トン引き下げられている。輸入、輸出、国内消費に関しての修正はなく、期末在庫は前月の106.6万トンから98.1万トンへと生産が減った分だけ下方修正された。在庫率は9.0に低下した。
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仏ONIGC、08/09年度の軟質小麦期末在庫見通し引き上げ
[穀物・大豆]
仏穀物局(ONIGC)は11日に発表した国内穀物レポートで、2008/09年度の軟質小麦期末在庫を400万トンと見通していることを示した。2月の報告で356万トンとしていたのから引き上げで、飼料用需要の下方修正を理由にしている。在庫は前年度の268万 8000トンから大きく膨らむ見方でもある。
コーン在庫は307万トンから288万トンに引き下げ。しかし、下方修正でも前年度の218万9000トンを上回る見通しは変わらない。
2008/09年度の生産に関すると、小麦が前年比20.7%増の3715万3000トン、コーンは一年前より9.6%アップの1572万8000トンとみている。いずれも従来推定を維持した。
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USDA需給:小麦在庫は前月から引き上げ、コーンと大豆は引き下げ
[穀物・大豆]
米農務省が発表した需給報告によると、08/09年度の米国内小麦需給は、供給面で輸入見通しが1,000万ブッシェル上方修正される一方、需要面では食料需要が2,500万ブッシェル、種子が200万ブッシェルの下方修正となった。輸出も2,000万ブッシェル引き下げられたため、期末在庫は7億 1,200万ブッシェルと前月から5,700万ブッシェルの引き上げとなった。品種別では、硬質赤色種と春小麦の上方修正が主で、このあたりは輸出見通しの修正によるもの。一方白色種は引き下げとなっている。在庫率は32.17%と30%台まで上昇している。特に大きな修正ではないが、在庫下方修正を予想する向きが多かっただけにやや強気のサプライズとなった。
コーンの国内需給は、供給面が前月から据え置き。需要面ではエタノール需要が1 億ブッシェル上方修正される一方、輸出見通しが5,000万ブッシェルの引き下げとなり、期末在庫は5,000万ブッシェル下方修正され17億4,000 万ブッシェルとなった。エタノール需要の引き上げは、ガソリン価格の上昇を受け生産マージンが改善、生産意欲が高まるとの見方が背景にある。市場では在庫の小幅引き上げを予想する向きが多かった。
大豆の国内需給は、供給面は前月から据え置き。需要面では国内圧搾需要が1,000万ブッシェル引き下げられる一方、輸出見通しが3,500万ブッシェル引きの引き上げとなり、この結果期末在庫は2,500万ブッシェル引き下げられ1億8,500 万ブッシェルとなった。大豆ミールは生産、国内消費共に15万トンの下方修正で、在庫は前月から据え置き。台油は生産が1億6,500万ポンド引き下げられた一方、国内消費ではバイオ燃料需要が7億ポンドの大幅下方修正となったため、期末在庫は5億3,500万ポンド上方修正された。
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中国の1-2月原油輸入は日量305万バレル、前年比13%減
[エネルギー]
中国税関総局が11日に明らかにしたデータによると、同国の年初から2月までの原油輸入は2,455万トン(日量平均305.0万バレル)と前年同期比で13%の減少となった。同期間の石油製品輸入は577万トンと、こちらは前年を6%下回っている。
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