2009年03月25日(水)
インド、全国選挙後に小麦輸出関税撤廃の見方
[穀物・大豆]
インド政府が4-5月の全国選挙後に小麦輸出関税を撤廃するとの見方が広がっている。現在収穫中の2009年生産が約 7800万トンと前年よりややダウンとみられる。しかし、コメが9900万トンと過去最高を更新する見通し。政府関係者は、国内の貯蔵スペース不足から輸出が必至とコメントしている。
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2008/09年度世界砂糖需給ギャップ、大幅下方修正に
[砂糖]
モルガン・スタンレーは25日、2008/09年度世界砂糖需要が供給を790万トン上回るとの見方を発表した。従来180万トンのギャップを見越していたのから大幅の下方修正で、これはインドの生産落ち込みを理由にしている。中国、オーストラリアの不作も指摘。しかし、2009/10年度には価格上昇に伴う増反を背景に約80万トンの供給不足にとどまるとの見通しである。
2008/09年度の世界砂糖需要は前年より1%増と推定しているという。景気見通しが不透明なものの、増加基調は続くとの見方である。
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2月の新築住宅販売33.7万戸、予想上回る
[経済指標]
米商務省によると、2月の新築一戸建て住宅販売は年率で前月比4.66%増の33万7000戸となった。7ヶ月ぶりの前月比プラスで、市場予想も上回った。なお、1月の販売は速報の30万9000戸から32万2000戸に上方修正。また、2008年12月の販売が37万1000戸、11 月は38万7000戸と、それぞれ従来推定34万4000戸、38万戸より高めに改定である。
全体では予想外の増加だが、市場別ではまちまちだった。前月を上回ったのは南部と西部。南部で9.66%増となり、昨年4月以来のプラス転換である。西部は6.56%アップ。一方、中西部は 9.09%落ち、5万戸と1982年10月以来の低水準を更新した。北東部は3.33%、3ヶ月連続減少。
前年比較の販売は全国あわせて41.08%のマイナスである。全ての市場で販売は前年割れとなり、西部が54.23%と最もきつい落ち込みだった。南部と中西部は3割以上減り、北東部が25.64%とほかの市場に比べて小幅ダウン。
住宅ストックは前月比2.94%減の33万戸だった。22ヶ月連続マイナスとなり、2002年6月以来の低水準だ。ストック/販売比率は12.2ヶ月。前月時点で12.9ヶ月(修正値)と過去最高を更新したのから下がった。販売価格は中間値で前年比18.10%下落して20万900ドル。平均値も前年を 16.67%下回った。
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ロシア政府、世界市場で金およびプラチナ売却計画
[メタル]
ロシア紙は25日に財務省関係者などからの情報として、同国政府が世界市場で金及びプラチナ売却を計画していると報じた。売上高はロシア北東部のヤクーチア(サハ共和国)の企業からダイアモンドを購入するのにあてるという。ヤクーチアの経済は地元最大のダイアモンド企業アルローサに依存しており、ロシアはダイアモンド購入を通じたヤクーチア支援を目的にしている模様。
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2月の耐久財受注3.43%増加、予想外の前月比プラス
[経済指標]
米商務省によると、2月の耐久財受注は前月比3.43%増加した。7ヶ月ぶりに前月を上回り、また予想外のプラス転換でもある。なお1月の受注は7.34%減と従来推定4.54%を上回るマイナス幅に改定となった。
項目別にみて、1月にほとんどが前月比マイナスだったのに対し、2月には改善が多い。中でも伸びが目立つのが機械だった。13.52%のプラスで、これはほぼ5年ぶりの大幅増加と伝わっている。軍用航空機は32.41%アップ。民間機が28.92%落ち、自動車および部品は0.57%ダウンとなったが、運輸機器全体で2.02%のプラスを確保している。コンピューター・電子機器は5.65%増え、電気製品が1.65%増加した。
運輸を除いた耐久財受注が3.87%増となった。防衛を除いて1.74%前月を上回る。企業の設備投資の目安となる非防衛資本財受注は7.36%のプラス、航空機を除くと6.60%増えた。
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2009年03月24日(火)
UAE、5月の石油輸出量を前月より引き上げ
[エネルギー]
アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ石油会社は24日、顧客に対し5月の石油輸出量を前月よりも若干増加させる意向を伝えた模様。マーバンやローアーザクムなどの油種については4月と同様に契約量から15%削減する一方、アッパーザクムについては4月の17%減から 10%減に減少幅を縮小する。
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2月米FHFA住宅価格指数、昨年2月以来の前月比プラス
[経済指標]
米連邦住宅金融庁(FHFA)によると、1月の住宅価格指数は前月から1.67%上がって202.69となった。データ修正に伴い昨年12月時点での前月比は速報で0.13%上昇だったのから0.19%下落に改定。このため、1月は昨年2月以来でプラス転換し、しかも、1991年からの記録で最高の伸び率になる。
9地域のうち前月を上回ったのが7地域である。中西部東側(北部)で3.89%と最も高い伸びとなり、次いで東海岸南部の 3.56%。ニューイングランド(2.02%)と東海岸中部(1.49%)と続いた。一方、下げたのは西海岸で0.90%。また、中西部西側も0.03% と僅かにも前月より低い。
1月の価格指数は前年同月に比べると6.30%下がり、16ヶ月連続の前年割れとなった。ただし、これは昨年7 月以来の小幅マイナスである。全ての地域で再び前年を下回り、しかしいずれも昨年12月から比べると下げベースは鈍化した。1月に前年から最もきつい落ち込みとなった地域は西海岸で21.07%。逆に最も値下がりが緩やかだったのは中西部西側(南部)の0.42%だった。
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ブラジルエタノール生産、2015年までに約5割増見通し・政府高官
[砂糖]
マレーシアに駐在するブラジル大使は24日、地元で開かれたバイオ燃料会議でブラジルのエタノール生産が2015年までに370億リットルとなる可能性を示した。2008年の245億リットルから51.0%増える見方であり、バイオ燃料で走行するクルマ普及への対応とコメント。
同氏によると、過去6年間に約700万台のフレックス車が生産され、2008年の国内新車販売の9割がフレックス車だった。さらに、現時点でフレックス車が占める乗用車比率は27%で、2015年にシェアが2倍以上に拡大の見通しも示唆した。
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ロシア政府、介入穀物の輸出を検討・地元組合
[穀物・大豆]
ロシア穀物組合は、同国農務省が市場介入で在庫が膨らんだ穀物の輸出を検討しているとの組合代表の見解を報じた。夏に収穫の新穀用に貯蔵施設のスペースを広げる必要があるためという。同氏によると、在庫は現時点で793万トン。このうち3級-5級の小麦あわせて616万トンがあり、また、オオムギやコーンも含んでいる。
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