2009年03月16日(月)
3月の住宅市場指数(HMI)、前月比横ばいの9
[経済指標]
全米住宅建設業協会(NAHB)が発表した3月の住宅市場指数(HMI)は9となった。前月比横ばいで、2ヶ月連続して史上2番目の低水準で推移。1月に8と過去最低を記録してからビジネスはなお不調ということになる。
一戸建て住宅販売の現状を示す指数が7、見通し指数は15とそれぞ前月から変わらない。現状指数がやはり過去2番目に低い水準を維持し、見通し指数は過去最低から動かなかった格好だ。一方、見込み客の活況度を表す指数は前月の11から9に下がった。活況度指数の最低は7である。
Posted by 直
印ウッタルプラデシュ州、8割以上の製糖所閉鎖
[砂糖]
インドの砂糖生産2位ウッタルプラデシュ州で、8割以上の製糖所が閉鎖していると報じられた。地元協会関係者による情報で、砂糖きびの不足が背景にあるという。同氏によると、前年度は豊作だったことから6月まで作業が続いていたが、今年度は現時点で30の製糖所だけが稼動中。しかも、この30の製糖所も今月終わりに操業停止の見通しとしている。同氏はこのほか、州内の砂糖生産は前年を25%下回る470万トンを見越している。
Posted by 直
ブラジル最大のコーヒー組合、政府見通し以上の生産落ち込みみる
[コーヒー]
ブラジル経済紙は16日、国内最大のコーヒー組合が2009/10年度のコーヒー生産について前年比43%減の270万袋と見越していることを報じた。前年割れ見通しは生産周期で裏作に当たるためと指摘。組合は、農務省商品供給公社(CONAB)が1月に発表した見通し3689万7000-3879万8000袋以上に落ち込むのをみている格好だ。
Posted by 直
3月のニューヨーク連銀指数マイナス38.23、予想外に悪化
[経済指標]
ニューヨーク連邦準備銀行が発表した3月の製造業景況感指数はマイナス38.23となった。11ヶ月連続してゼロを下回り、しかも前月のマイナス34.65から一段とダウン。この結果、2001年7月の調査開始からの最低を再び更新だ。予想外の悪化でもあった。
新規受注は前月のマイナス30.51からマイナス44.76に下がり、出荷がマイナス26.66と前月のマイナス8.13より大きく落ちた。また、いずれの指数も過去最低を更新。在庫は前月のマイナス8.05に対しマイナス26.9で、これは2001年8月以来の低水準となる。一方、雇用がマイナス 38.20だった。前月にマイナス39.08と過去2番目の低水準を記録してから下げ一服。受注残や納期、労働時間もゼロを大きく下回っままではあるが、前月から下げ渋っている。
生産コストを示す支払い指数がマイナス14.61、販売価格を表す受取り指数はマイナス23.60だった。いずれも、4ヶ月連続でゼロを下回り、また前月から低下。受取り指数に至っては、2001年12月以来の低水準を更新した。
6ヶ月先の期待指数は3.14となり、3ヶ月ぶりにプラス転換した。活動別での見通しを示す指数でも、新規受注が4.41とやはり今年初めてゼロを超えた。出荷は5.33。2ヶ月連続してプラス圏で推移し、また前月の1.86から上昇した。雇用はマイナス20.48だった。昨年11月からゼロを下回ったままであるが、3月は前月に記録した過去最低マイナス29.35から上昇だ。一方、設備投資がマイナス19.10、テクノロジーに限っての投資計画ではマイナス 23.60となり、それぞれ前月から悪化。揃って記録開始から最も低い水準である。在庫が前月のマイナス13.79からマイナス20.22に下がった。
物価見通しに関すると、支払いがゼロだった。2月にマイナス2.30と2001年9月以来でゼロを下回って、過去2番目の低水準となったのが、3月には横ばいに転じたのだ。反面、受取りはマイナス9.20からマイナス14.61に落ち、2002年1月にマイナス14.43で記録した過去最低を下回る。
Posted by 直
2009年03月13日(金)
中国首相、米経済先行きや米国債安全性に懸念表明
[要人発言]
中国の温首相は13日の全国人民代表大会(全人代)閉幕後の記者会見で、米経済の先行きや米国債の安全性について懸念を表明した。オバマ政権が金融対策に努めていることを認識し、また米国の措置を期待しているともいう。それでも、米国債の最大保有国であることを指摘し、心配とコメント。米国に中国の資産の安全を保証するよう求める発言もした。ただ、具体的に対策を提案することはなく、また、中国が保有する米国債を売却する意向はないことも示した。
温首相はこのほか、国内経済の8%市長目標を達成するとの見方を繰り返し、追加景気対策を実施する可能性もちらつかせた。一方、自国通貨について他国からの圧力に押されることはないとも述べた。
Posted by 直
インフォーマ、米大豆作付見通し引き上げ、コーンは下方修正
[穀物・大豆]
米有力アナリストのインフォーマ・エコノミクスが2009年の米大豆作付について8150万エーカーと見通していると伝えられている。1月に8146万エーカーから8080万エーカーに引き下げた以上の上方修正になる。
一方、インフォーマはコーン作付予測を下方修正した模様だ。報道によると、8150万エーカーを見越しており、これは1月時点での8270万エーカーからさらに縮小をみている格好である。
全小麦に関すると5970万エーカーを見通しているともいう。インフォーマは大豆が前年より増反する見方であり、一方、コーンと小麦の作付見通しは前年割れになる。
Posted by 直
中国、需給ひっ迫進行から大豆輸入拡大の可能性・政府高官
[穀物・大豆]
中国国家穀物局のホームページに、国内の大豆需給ひっ迫が進行しているとの当局高官による見解が掲載された。国内の価格上昇も考慮し、同氏は2008/09年度の輸入拡大があり得ることも示唆。一方、コーンと小麦については供給が需要を上回っていると指摘した。
Posted by 直
1月貿易収支は360.3億ドルの赤字、予想以上に赤字縮小
[経済指標]
米商務省が発表した1月の貿易収支は360億300万ドルの赤字となった。前月を9.70%下回って、2002年10月以来の小幅赤字。赤字は市場が予想していた以上に縮小した。なお、労働省は2008年の貿易収支を全面的に修正し、この結果、2008年の赤字は年初からあわせて6811億3000万ドル。速報での6770億9900万ドルより少なめである。それでも、前年比2.73%減となり、2004 年以来の小幅な年間赤字だ。なお、前年のデータ修正に伴って赤字は昨年8月以降前月比ダウンを続けている。
1月の輸入が前月比6.66% 減の1609億3600万ドルとなった。2005年3月以来の低水準である。モノが7.75%落ち込み、カテゴリー別では自動車関連が22.23%と最も大きな減少である。次いで工業品の10.82%減。エネルギー関連の輸入ダウンが背景にある。原油だけで季節調整前にして25.17%のマイナスだった。単位価格が6ヶ月連続ダウンし、39.81ドルと2005年2月以来で40ドルを割った。買い付け規模も前月から25.17%のマイナス転落で、日量 968万2000バレル。原油は季節調整後でも落ち、このほか石油製品や天然ガス、金属類、木材、化学品などほとんどの工業品が減少した。
このほか、資本財輸入が5.74%減となった。単価の大きい民間航空機をはじめ、通信機器や半導体、エンジン関連などやはり資本財の大半が前月割れ。消費財では医薬品関連や宝飾品、美術・骨董、家具などの減少を反映して1.20%落ちた。食品・飼料・飲料は3.60%減。サービス輸入は1.94%減った。
輸出が前月を5.74%下回った。1249億600万ドルと2006年9月以来の低水準を記録している。モノの輸出が7.38%のマイナス。カテゴリー別では、輸入同様に自動車関連が最も大幅マイナスで28.33%だった。次いで資本財の8.32%減。半導体、通信機器、石油掘削機が輸出減少幅で上位3位を占めた。消費財が7.18%、工業品3.11%とそれぞれ減少。食品・飼料・飲料だけは1.90%増え、これは昨年6月以来のプラス転換である。サービス輸出は2.43%減少した。
物価上昇を考慮した実質値(リアルマネー)ではモノの赤字が前月比2.63%増の440億3600万ドルだった。石油関連が1.68%落ちた反面、非石油は3.81%増加。
国別で赤字最大の対中国が205億7000万ドルとなった。前月の198億8000万ドルから拡大。2番目に規模の大きい対日は逆に52億7200万ドルから43億200万ドルに縮んだ。メキシコやカナダとのギャップも縮小。石油輸出国機構(OPEC)に対する赤字は40億3200万ドルと、前月の46億 6300万ドルから一段とダウン。サウジアラビアやナイジェリア、ベネズエラに対する赤字はいずれも前月より小さい。
Posted by 直
IEA、世界石油需要を27万バレル引き下げ
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は13日に発表した月報で、世界石油需要を日量8,440万バレルと前月から27万バレル引き下げた。一方、OPECの生産は2月に前月から110万バレル減少、減産遵守率は80%に達しているとの見通しを示した。1月末の在庫は消費の 58.7日分をカバー、前月の57.0日分から1.7日分、前年に比べ4.6日分多くなっている。
Posted by 直
【 過去の記事へ 】