2009年03月24日(火)
UAE、5月の石油輸出量を前月より引き上げ
[エネルギー]
アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ石油会社は24日、顧客に対し5月の石油輸出量を前月よりも若干増加させる意向を伝えた模様。マーバンやローアーザクムなどの油種については4月と同様に契約量から15%削減する一方、アッパーザクムについては4月の17%減から 10%減に減少幅を縮小する。
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2月米FHFA住宅価格指数、昨年2月以来の前月比プラス
[経済指標]
米連邦住宅金融庁(FHFA)によると、1月の住宅価格指数は前月から1.67%上がって202.69となった。データ修正に伴い昨年12月時点での前月比は速報で0.13%上昇だったのから0.19%下落に改定。このため、1月は昨年2月以来でプラス転換し、しかも、1991年からの記録で最高の伸び率になる。
9地域のうち前月を上回ったのが7地域である。中西部東側(北部)で3.89%と最も高い伸びとなり、次いで東海岸南部の 3.56%。ニューイングランド(2.02%)と東海岸中部(1.49%)と続いた。一方、下げたのは西海岸で0.90%。また、中西部西側も0.03% と僅かにも前月より低い。
1月の価格指数は前年同月に比べると6.30%下がり、16ヶ月連続の前年割れとなった。ただし、これは昨年7 月以来の小幅マイナスである。全ての地域で再び前年を下回り、しかしいずれも昨年12月から比べると下げベースは鈍化した。1月に前年から最もきつい落ち込みとなった地域は西海岸で21.07%。逆に最も値下がりが緩やかだったのは中西部西側(南部)の0.42%だった。
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ブラジルエタノール生産、2015年までに約5割増見通し・政府高官
[砂糖]
マレーシアに駐在するブラジル大使は24日、地元で開かれたバイオ燃料会議でブラジルのエタノール生産が2015年までに370億リットルとなる可能性を示した。2008年の245億リットルから51.0%増える見方であり、バイオ燃料で走行するクルマ普及への対応とコメント。
同氏によると、過去6年間に約700万台のフレックス車が生産され、2008年の国内新車販売の9割がフレックス車だった。さらに、現時点でフレックス車が占める乗用車比率は27%で、2015年にシェアが2倍以上に拡大の見通しも示唆した。
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ロシア政府、介入穀物の輸出を検討・地元組合
[穀物・大豆]
ロシア穀物組合は、同国農務省が市場介入で在庫が膨らんだ穀物の輸出を検討しているとの組合代表の見解を報じた。夏に収穫の新穀用に貯蔵施設のスペースを広げる必要があるためという。同氏によると、在庫は現時点で793万トン。このうち3級-5級の小麦あわせて616万トンがあり、また、オオムギやコーンも含んでいる。
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2009年03月23日(月)
ナイジェリア石油労組、政府との交渉進展なしなら予定通りスト
[エネルギー]
ナイジェリアの石油天然ガス職員組合(Nupeng)幹部は23日に米通信社ダウ・ジョーンズに対し、24日から三日間のストライキを行う可能性を示した。これは今月初めに明かしていた計画であり、当初の予定通り政府との規制緩和などを巡る交渉に進展がない場合にスト決行という。労組は、川下事業の規制緩和や石油製品の補助撤廃といった計画に強く反発しており、また、製油所の民営化案についても、武装勢力によるパイプライン攻撃で製油所管理が悪化していると政府に治安面での対策不備を非難している。
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米不良資産産買い取り策、最大1兆ドルに
[金融・経済]
米財務省は23日、不良資産買い取り策を発表した。官民共同の投資制度になり、最大1兆ドル規模としている。政府は金融安定化法で設けた不良資産救済プログラム(TARP)から750億-1000億ドルを投じる。一方、民間サイドでは世界最大の債券ファンドPIMCOや金融保証会社アンバックなどの参加見通しが報じられている。
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2月中古住宅販売472万戸、予想上回る
[経済指標]
全米不動産協会が一戸建てとコンドミニアムあわせて算出した2月の中古住宅販売は年率換算で前月比5.12%増の472万戸となった。2ヶ月ぶりのプラス転換。市場予想も上回った。
全ての市場で前月から増加し、このうち北東部が15.63%と最も高い伸びである。南部で6.10%増え、2番目のプラス幅。一方、西部と中西部は 2.56%、0.97%と緩やかなペースだった。前年比較すると全体で4.65%のマイナス。北東部と中西部、南部がいずれも1割以上落ちたが、西部だけ一年前より30.43%アップとなった。
住宅ストックは前月比5.18%増の379万8000戸だった。前月を上回ったのは昨年6月以来。ストック/販売比率は 9.7ヶ月分戸に相当し、これは前月から変わらない。販売価格は中央値で16万5400ドルだった。前年同月と比べて15.53%下落し、全ての市場で前年割れ。中でも、西部が30.29%と特にきつい値下がりだ。南部も1割ダウン。平均値にしても全ての市場が前年より下がり、全体で13.42%下落した。
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2009/10年度インド砂糖生産、前年比3割増見通し・製糖所協会幹部
[砂糖]
インド製糖所協会幹部は23日に記者団に対し、2009/10年度の国内砂糖生産について前年比3割増の2000万トンと見通していることを明かした。価格上昇で砂糖きびの作付が増えているためという。2008/09年度の生産は1550万トンと推定。減反とイールド低下により前年から41.0%落ち込む見方である。同氏によると、不作を背景にインドはこれまでに約130万トンを輸入済み。
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