2009年03月20日(金)
オバマ予算案承認前提に2009年度の赤字1.8兆ドル強見通し・CBO
[金融・経済]
米議会予算局(CBO)は20日、オバマ米大統領の予算案が2010-2019年度の財政赤字を計4兆8000億ドル押し上げるとの見通しを発表した。予算案が承認となった場合、2009会計年度の赤字は1兆8450億ドルと予想し、これは1月時点で見通していた1兆1860億ドルから大幅改定である。
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ICOディレクター、2009年世界コーヒー消費伸び悩み見通す
[コーヒー]
国際コーヒー機関(ICO)のディレクター、オゾリオ氏は2009年の世界コーヒー消費が前年から1-1.5%増えるとの見通しを示した。ICOは3月に発表した月次報告で2008年推定を前年比2.3%増としていたことから、今年は伸び悩む見方である。また、オゾリオ氏が2月に米通信者とのインタビューで見通していた2009年の伸び率と比べても低い。
景気スローダウンを背景にブラジルの消費が細っていることから、世界全体のペースに影響を及ぼすとの見方である。特に、グルメコーヒー消費に響いていると指摘。ただ、経済要因が消費を大きく左右することにはならないとも述べた。
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欧州輸出組合、2009/10年度EU穀物生産7.8%減見通す
[穀物・大豆]
欧州の穀物輸出組合COCERALは20日、欧州連合(EU)の2009/10年度穀物生産が2億8640万トンとなるとの見通しを発表した。前年比7.8%減の見方。作付が160万ヘクタールダウンとなって5850万トンとしている。
軟質小麦生産が前年の豊作から落ち込むのが必至とした。前年から9.0%減って1億2830万トンと見越す。コーン生産見通しは前年比7.2%減の5640万トン。また、大豆は前年度を10万トン下回る80万とみているという。
COCERALの2009/10年度生産見通しは今回初めてとなる。
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独FOリヒト、2008/09年度世界砂糖生産前年割れ見通し
[砂糖]
ドイツ調査会社FOリヒトは20日に発表した 2008/09年度の世界砂糖需給見通しで、生産を1億5740万トンとした。インドの落ち込みに加え、欧州連合、中国、タイ、オーストラリア、パキスタンの生産ダウンを指摘し、世界的に大幅減少となるという。一方、消費は前年から1.5%増えて1億6090万トンと見込む。世界景気後退による影響は現在、調査中としている。
リヒトによると、世界砂糖市場では4年ぶりに需要が供給を上回る見通しである。2008/09年度の在庫率は 45.7%と、前年度の49.1%から低下と予想。ただ、2005/06年度の44.5%に比べるとなお高いと指摘する。期末在庫が前年度の1550万トンの半分以下になる770万トンと見越し、これは2005/06年度の580万トンを上回る見方である。
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2009年03月19日(木)
3月の月次入札、総額980億ドルに・財務省
[金融・経済]
米財務省は19日、来週実施の月次入札での発行額を発表した。2年債は400億ドルで据え置き。しかし5 年債を前回の320億ドルから340億ドル、7年債を220億ドルから240億ドルにそれぞれ増やした。総額980億ドルで、月次入札で過去最高となる。入札は24日の2年債から順次行われる。
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09年世界砂糖需要、少なくとも2%減少見通し・ドバイ製糖所大手
[砂糖]
ドバイに拠点を置く製糖所アル・ハリージの幹部は19日に米通信社ダウ・ジョーンズに対し、2009年の世界砂糖需要が前年比較で少なくとも2%落ちるとの見通しとを示した。2月に白糖輸入の需要増加を見込んでいたが、いまだに実現していないとコメント。
同社の主要顧客であるイランやイラクでは在庫が細っていながら、やはり需要が上向いていないことを指摘している。景気後退による砂糖需要への影響は限られる傾向が強いものの、今回の悪化度合いから前年割れを懸念しているとのこと。同氏は今年終わりには改善の見方を維持しているが、輸入国が資金調達などで支援するかによるとしている。
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インド、大豆油輸入関税撤廃
[穀物・大豆]
インドの貿易相は19日に記者団に対し、政府が大豆油輸入関税を従来の20%からゼロにすることを明かした。同相によると、近日中に正式発表となる。地元ブローカーの間では、関税撤廃により国内価格が下がり、消費で輸入ヤシ油からのシフトが進むとの見方が出ていると報じられている。
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失業保険新規申請件数64.6万件、予想下回る
[経済指標]
米労働省が発表した14日までの週の失業保険新規申請件数は64万6000件だった。前週に比べて1万2000件減少。市場予想も下回った。なお、前週分は速報での65万4000件から65万8000件に上方改定である。
雇用情勢をより良く映すといわれる4週平均は65万4750件だった。1982年10月以来の高水準と伝わっている。4週平均は8週連続して前週より高い。
失業保険の継続受給件数は3月7日時点で547万3000件だった。継続需給件数は1月10日までの週から増加を続けており、直近週は一週間前より1万8500件増加。この結果、過去最高も再び更新した。継続需給のデータは新規申請件数より一週間遅れとなる。
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